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2017年、その赤坂で。

前の記事、よくよく考えたらけいおん!全体の思い出って感じになってしまってますね。

まあいいや。

 

引き続きけいおん!から今に繋がる自分語りをしたいと思います。

これは至って個人的な経験のお話ですし些細なことなんでしょうが、自分ではびっくりするほど偶然にしてはよくできたストーリーなんです。

(2/21に下書きしたっきり全く書き進められないまま1ヶ月が経ってしまった。ちょっとまた最近仕事が忙しくてすぐ寝ちゃうんですね) 

 

 

前の記事にも綴ったように、初めて行ったライブであるCome with Me!!でライブの楽しさを知ってしまったのですが、元々けいおん!の他には散発的にアニソンを知っている程度だったので別のライブへ行くということができず、かといってけいおん!のライブもUSJでの映画公開記念ミニライブ(当時は遠くて行けなかった)以降は一切ありませんでした。

そのため「ライブに行きたい!」という気持ちはくすぶったまま心の奥底にしまっておかざるを得なくなったのです。

けいおん!ファンの中には、その後各声優さん個人の活動や豊崎愛生寿美菜子両名が所属するスフィアを追っていく人が数多くいました。そうした方々は当然そちらのライブでCome with Me!!の先へ針を進めていくことができたのでしょう。

しかし、僕はその流れには乗っていけませんでした。

ムギちゃんを愛するものとして、その中の人である寿さんのCDを借りて聞いてみたりはしたのですが、なんだかどうにもしっくりこない。寿さんの別の出演作を見てみても、「寿美菜子」ではあるもののそこに「琴吹紬」の影を見つけることが自分にはできなかったのでした。

確かに寿さんのムギちゃん役としての功績は多大なるものがあるというのは事実で、もちろんそこに対する感謝は尽きないのですが、それとこれとは別、だったのです。(伊藤美来さんのバースデーライブにビデオレター送ってきたTrysailにも全くピンと来ないので、もしかしたらあそこの事務所の雰囲気が肌に合わないというのもあるのかもしれないです)

これだけ大好きなムギちゃんを演じたその人の活動を応援する気持ちが自分の中で芽生えなかった。このことは結構な負い目に感じてしまい、しばらくは「自分は声優というものに特に興味は持たず、アニメの中身だけしか見ない」というように思っていました。そのことから、ライブに関しても「声優方面はダメだったし、かと言ってオタクだから普通のアーティストなんかわからない。けいおん!より好きになる作品もそうそう出てこないだろうし、Come with Me!!が最初で最後のライブだったのかもしれない」とすら思ったのです。

 

さて、その代わりと言ってはなんですが、けいおん!のほうでは2011年以降キャラの誕生日イベントでのバースデーカード配布が赤坂にあるTBSショップで行われるようになりました。

それによりムギちゃんの誕生日に赤坂へと出陣することが2度ほどあったのですが、これがまた苛烈な争奪戦で、まず我々は7月2日へと日付が変わった瞬間には真っ先にムギちゃんのことを祝いたい。しかしバースデーカードの整理券を手にするには始発で赤坂に乗り込むくらいのことは平気でやらなくてはならないため、そこで睡眠不足が引き起こされる。さらに整理券を貰っても指定された入店時間まで待たなければならない…といったような愛ゆえの試練、そしてそれを乗り越える精神力を求められる、いわばムギちゃんのためだけのコミケ始発組みたいなことをしなければならなかったんですね。

ですが、そんな試練には当然ムギちゃんをよっぽど好きな人たちしか集まりません。

全国津々浦々から同士が集まり、全力を注ぎ共に並び共に試練を乗り越え、そしてバースデーカードを手にして共にムギちゃんの誕生日を祝福する。そんな幸せな集いでもあったわけです。

で、ムギクラスタで誕生日記念タオルマフラーが作られたので買ったり、その翌月には律誕で同じようにタオルマフラーが作られたので飛び込みで買ったり。

他にもCome with Me!!の展示がTBS社屋1Fで行われたこともあり、赤坂は熱心なけいおん!ファンとしての思い出に溢れる地となったのです。

 

 

しかし時は流れ、いつしか赤坂での誕生日イベントも行われなくなりました。

 

時間の経過と共にけいおん!の活動もフェードアウトし、その熱のやり場を失っていた2014年。

そんな年のある夏の日、奇しくもTBS木曜深夜というけいおん!(1期)の遥か後釜とでも言うべき時間帯に皆様ご存知『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』が放送されはじめました。

1話のAパートで心を惹かれ、Bパートの「あぁ流川」のシーンで下手するとけいおん!ぶりに「これは『来る』」という確信を持ちました。

その上聖地が近所。けいおん!で豊郷や京都まで数万かけて旅をした経験から考えれば強烈なアドバンテージを持つこの作品は、「熱のやり場」としては十分すぎるほど、もはやけいおん!系路線の決定版と言い切ってもいいほどの魅力がありました。

 

そんな奇跡的な出会いを経たらもうどっぷりハマってしまい、放送序盤の時点で人生初のBDマラソン参戦を決意し全巻予約を決め込むまでに至ったのですが、主題歌CDを入荷日に地元・柏のアニメイトに買いに行った僕に更なる僥倖が待ち受けていました。

「CDを買えば奈々子役の声優さんがアニメイト柏にやってきて特典を渡してくれるイベントの券が付いてきて、そして次のアルバムも予約すればサイン会にも参加できる」、というものです。

前述の通り声優を全く気に留めずアニメを見るようになっていたので、その奈々子役の方がどのような人なのかは全く知らない状態でした。

ざっと調べてみるとどうやら高校生らしい(けいおん!のときの寿さんが思い起こされます)ことと他にろくにアニメに出ておらず初主演らしいことくらいはわかったけどやっぱりあまり聞いたこと無い名前だな…無名の新人なのかな…なんて当時は思っていました。

ですがせっかく好きなアニメのイベントが我が街柏で行われると来れば全力で乗らない手はないというのと、ここまでろこどるにハマってたらどうせ次のアルバムも買うに決まっているというのでその場で予約を決め、サイン会の券を貰ったのです。

 

…早い話、その2014年9月21日こそが伊藤美来さんとのファーストコンタクトだったのです。

今でこそある程度にはなってきたけど初対面で接近戦って何を話していいかわからなくて特典お渡しのときには「地元なのでめっちゃアニメ楽しかった」くらいは言えたけどサイン会ではなんて声かけていいかわからなくてとっさに「応援してます!」なんて言っちゃったもんだから言っちゃった手前応援しない訳にはいかないと思い本人のことをもう少し深く調べ、StylipS所属であることを知って「あのオタク専用機みたいなスペックしてる小倉唯ゆいかおりのもう片方が抜けて大変なことになったらしい、あの阿知賀編のOPでいいなと思ったけど小倉唯のファンとかヤバそうで近寄りがたいから避けてたStylipSか…まるで05-06年の柏のようだ」と当時の偏見で同情し、「でも奈々子の伊藤さんがいることだしゆいかおりが抜けたなら応援できる」とこれまたひねくれた理屈で新体制初のアルバムを買い、同封されていたライブチケットの応募券を何気なく申し込んだら当たり(けいおん!の経験からチケットは外れるものだと思っていた)、地元千葉の雄・bayfmで放送されていたStylipSのラジオも聴きつつ、そのCome with Me!!以来4年ぶりとなるStylipSのライブを迎える頃には流川ガールズソングやStylipSのアルバムを聴き込んだこともありすっかり伊藤美来さんのファンになっていました。(ここまでオタク特有の早口)(瞬足)(コーナーで差をつけろ)

 

そしてそのライブで見事に撃ち抜かれ、そこからは第二回初夏の流川祭りやらなんやらのろこどるのイベント、そしてバースデーソロライブ…と、用意されていたかのような道筋を辿ってどんどんのめり込んでいくのです。

「Come with Me!!が最初で最後」などという心境は見事に覆されていたのでした。

 

そんな中、伊藤美来さん・豊田萌絵さんによるPyxisも誕生しました。ここまで全く声優を追っていなかった自分にとっては最初から知っている初めての声優ユニットとなりました。(今思えばPyxis誕生のイベント、空いてたし行こうと思えば行けてたんだから新参だからと遠慮せずに行っていればよかったんですよ。こればかりは過去の自分を責めたい。)

発足後にPyxisとして初めて出た新木場でのアニぱら音楽館のフェスイベントとか15年末のZepp DiverCity Tokyoでのみるくらりあっととか、まだ持ち曲がStylipS時代の「ジェリービーンズ・ダイアリー」しかない頃から、「トキメキセンセーション!」「Jewel」初披露のバレンタインライブ、メジャーデビュー発表の1周年記念イベントなどそれはそれはあちこち足繁く通いました。

事あるごとに行われるお渡し会にもたくさん行くようになり、そこで伊藤美来さん以上にたくさん喋ってくれる豊田萌絵さんにコロッと射抜かれ。

メジャーデビューアルバムで更にお2人の魅力を見つけることができますます好きになり…

というように、何もないところから一歩一歩進んでいく過程をファンとして共にさせてもらううちに、どんどんその魅力に引きつけられていったのです。

 

それは、Come with Me!!を知った自分が味わいたくなってしまって、でもけいおん!の世界では味わえなかった楽しさそのものだったのかもしれません。

アニメとして一番のめりこんだのはけいおん!であるというのは今も変わらないですし、心の嫁はこれからもずっとムギちゃんです。

ただ、思い出の領域ではなく今の中で一番アツいのは間違いなく伊藤美来さんそしてPyxis

そんな「変わってく私」と「まだゆずれない私」でココロが半分こだった中で迎えたものこそ、Pyxis赤坂BLITZライブでした。

 

長い年月を経てようやく見つけた「次」であるPyxisの、その輝ける舞台が思い出深き地・赤坂。

自分の中ではなにか因果が巡ったような、そんな気がして。

あまりにその因果のめぐり方がしっくり来すぎて、本番1ヶ月前くらいに一度赤坂を訪れちゃったほどです。(そこで数年ぶりにTBSストアに入ったらけいおん!の「け」の字も綺麗さっぱり無くなっていたのが寂しい限り。時の流れを痛感しました。)

 

そしてその赤坂で。

僕はPyxisによって初恋を上書きされてしまったのです。

 

~First Love 注意報!~というライブタイトルにはぴったりの大変粋な言葉でした。

しかし、僕の胸には、ここまで述べてきたような経緯と偶然とが重なりに重なってものすごい意味となってクリティカルヒットしちゃったというわけなんですよ。

ここでの「初恋」とはなんなのでしょうか?という答えは明確には出ませんし、横で彼女(ムギちゃん)が何か言いたげにこちらを見つめているのであえて深く考えるのはやめておきます。

ともかく、この一撃のおかげで色々と吹っ切れました。

それ相応の自信が無ければ「初恋を上書きする」なんてとても言えないですからね。

それを言えちゃう彼女たちになら、安心して心を預けられるなと、心の底から信頼できるなと、そう思えたのです。

 

 

 

…というお話だったんじゃよ。

短くまとめるとけいおん!で赤坂に通いつめ、その後ろこどるを経由してPyxisにたどり着き、けいおん!無き2017年の赤坂でPyxisに初恋を上書きされた、で済んじゃう話なんですけど、自分の中ではどうにも何かしらの因果に思えてならないんですよね。

 

さて、その初恋を上書きしていったPyxis

少し前の記事で「ユニットとして目指す先わかんないな~」的言及をした覚えがあるのですが、最近になって「2017年はより多くの人にPyxisを知ってもらうことが目標」と言うようになりました。

そうなんです、そこなんですよね。見れば絶対好きになってくれる人はいるはずだから、もっとたくさんの人のもとにPyxisの姿が届いて欲しいと思います。

そしてこの発言、裏を返せば「見てくれれば魅力を感じさせることができるだけのクオリティは既に持ち合わせていますよ私たち」という自信の現れとも取れます。

ますます期待したいところですね。そして微力ながらそのPyxisをより多くの人に知ってもらうというところに協力していきたいと思います。(と言っても何ができるわけでもないけど)