流川運河のほとりに生えている木

「高尾奏音界隈のデイリースポーツこと弊ブログ」

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君はすごいね、なれちゃったんだよ。~「細胞プロミネンス」のお話~(その1)

「細胞プロミネンス」。

この曲のことがとても好きです。
地下アイドルの身からのし上がり、メジャーの舞台を目指さんとするマリ子の想いに、伊藤美来さんが声と振り付けを乗せて出来上がった一曲。
ここからは、何記事かに分けてその「細胞プロミネンス」が自分の中で作り出しているストーリーを書いていこうかなと思います。
今回のテーマは、これまで生で聴いた伊藤美来さんによる「細胞プロミネンス」全5回について、自分で見て聴いて感じたこと、というような内容でお送りします。
(この記事を読んでくださっている方の中でまだ「細胞プロミネンス」を聴いたことがないという方、いらっしゃいましたらぜひ一度聴いてから読んでいただければ曲のよさとここまで語りたがる理由がお分かりいただけるかもしれません。…いや今すぐ買おう。あれはすばらしいぞ(本音))



最初に「細胞プロミネンス」と出会ったのは去年の夏、幸運なことにその初披露のステージである「ミリオンドール第2回ファンミーティング」でした。
伊藤美来が新曲「細胞プロミネンス」を初披露! ミリオンドール第2回ファンミーティング | マイナビニュース
いつも伊藤美来さんの記事を上げてくれてありがとうマイナビニュースさん。

大学が夏休み中でたまたまバイトもお盆休みの日にミリオンドールのイベントが秋葉原で行われる、そして伊藤美来さんが出演されると聞いてチケットを買い求めてみたら、蓋を開けると会場では初公開の「細胞プロミネンス」のCDが先行で売られ、しかも買うと伊藤美来さん本人から直接お渡しいただけるという豪華なイベントだったのです。(当時は接近戦の経験がアニメイト柏でのろこどるイベントのみだったのでかなりびびった)

今となっては初めて聴いたときにどう感じたのか、お渡し会でどんなことを話したのかなどもはや覚えていないですが、イベント中にフルの歌よりも先にアニメ先行上映がありOPのサビだけバージョンを先に聴いたため理解が追いつかなかったことと、伊藤美来さん本人から渡されたCDを見て「ご本人から直接お渡されてしまった…」と面食らっていたのは覚えています。(その翌年には東京で名古屋で大阪でいろんなものを山ほどお渡されることとなる)

そして家に帰って即座に聴き込み惚れ込み、地上波放送のOPが「細胞プロミネンス」になる頃には例のごとく「遅れてきた今期OP最高傑作」だのなんだのとツイッターで喧伝して回っていたと記憶しています。



そこからは、引き続きミリオンドールのファンミーティングが開催されるも大学やバイトの日程と合わず、次に「細胞プロミネンス」を生で聴く機会は昨年10/12の伊藤美来さんのバースデーライブとなりました。
声優・伊藤美来、バースデーライブでスペシャルゲストと特撮ソングを熱唱! 「Miku's Adventures 2015」 | マイナビニュース

運良くオールスタンディングの前のほう、最も熱いエリアに身を置くことができたことも影響したのかもしれませんが、僕にとって今までで最高の「細胞プロミネンス」を挙げるとしたら間違いなくこの時のものだというくらい、体中のどこまでも、指の先までも魂の込められたパフォーマンスでした。
確か、このとき初めて間奏で作中のマリ子のセリフである「もっと…上に行きたい!」という言葉が挟まれたのを聴いたのだと思います。

今になって思えば、あれはマリ子を演じた声優による粋な作中の再現でもあり、伊藤美来さん本人の心に秘めたメジャーデビューへの願いだったのかもしれません
とにかく、あの日はすごかった…今でも歴代1、2を争うほど楽しかったライブとして心に残っています。



で、その最高傑作の次に聴いた「細胞プロミネンス」はというと…
あれは「ミリオンドール〜リアルすぎるアイドルラジオ〜」という、アニメ放送前の昨年春から放送後しばらくまでの半年間やっていたラジオの大打ち上げパーティーという名目で、そのラジオのデータカード(書いてあるシリアルコードをダウンロードサイトに入れてデータで入手するやつ)の購入者特典イベントとして昨年11月に文化放送上層階にあるメディアプラスホールで行われたやつなんですが。

なんというか…大打ち上げ、ということで出だしから全員にペットボトルと紙コップで飲み物が振る舞われて、ラジオを振り返りつつ終始和やかにトークが進んでいき…という雰囲気のイベントで、しかも会場の壁が吸音材付きの上品なところだったので…
なんだか、史上もっとも「ぽへ…」っとした仕上がりだったんです。
あるいは、もっとも可愛らしい「細胞プロミネンス」というか。

やっぱりその場の雰囲気って大事なんだな、と感じるイベントでしたねあれは。
最後には伊藤美来さんと楠田亜衣奈さんからデータカードをお渡しいただけるイベントだったのですが、ラジオのときと変わらず癒やしオーラが出ているお二人だったので温かい気持ちで会場を後にした思い出。



4回目は年が明けて今年の1月。
ミリオンドールBlu-ray発売記念大感謝祭!!」という、文字通りのイベントでした。

このときは一緒にBDを買って先行に応募した友人がまさかの最前端席ツモ!ということでそちらで見ることができ、人生初の最前参戦を果たすことができました。感謝…

出演者がそうそうたる顔ぶれだったことや地下アイドル界が舞台という作風、作中のアイドルたちに向けて作られた盛り上がりどころをバッチリ抑えた楽曲が合わさり、とても動物園盛り上がることのできる楽しいライブでございました。
そこで披露された「細胞プロミネンス」は、バースデーライブのときのそれに勝るとも劣らない、よいものでした。
(そしてこのイベント、2週間前にあった伊藤美来さんのライブ記念グッズ発売記念お渡し会のときに「今度のミリオンドールのイベント、最前の端っこにいるから!」と話したのもあってか歌の途中で伊藤美来さんが目線くれた気がしたことをすごく覚えている(自意識過剰))
もちろんこの時も、「もっと…上に行きたい!」が挟まれ、もはや定番、すっかりお決まりのものだというふうに思ったのでした。



しかし…5回目の、伊藤美来さんの口から生で聴いた(今のところ)最後の「細胞プロミネンス」には、無かったのです。そのセリフが。

そのイベントこそ、今年5月の「伊藤美来ファンミーティング ~緊急会議 私達○○で応援します!~」。
声優・伊藤美来、2016年秋のソロメジャーデビューが決定! 「伊藤美来 ファンミーティング」開催 | マイナビニュース
何を隠そう、伊藤美来さんのソロアーティストとしてのメジャーデビューが発表された記念すべき場です。

そう長くはない尺の中で行われたライブパートでは、伊藤美来さんのこれまでのキャリアを代表する曲がピックアップされて歌われました。
当然、「細胞プロミネンス」もそのうちの1曲。いつものように、彼女の熱い歌声が新宿ReNYを包みます。
そして突入した間奏…いつものようにセリフが…あれ…?、何もない。
あれれ…??と思っているうちに、曲は終わってしまいました。
これまでなら間奏で必ずセリフが入るはずなのに。まさか忘れるなんてことはないだろうし…
と、あれこれ考えているうちにメジャーデビューに向けた意気込みを語るイベントを締めるMCが入り、最後にもう1曲!と。
次こそはセリフ入り「細胞プロミネンス」か?と身構えましたが、そこに来たのは「Dear Honesty」。

もちろんメジャーの話に心躍る気持ちが大きかったのですが、そこに「細胞プロミネンス」にいつものセリフが入っていなかったことに対する若干の違和感も残しつつイベントは終了。

その後はと言うと、先月10/10のバースデーライブまで伊藤美来さんソロでのイベントはしばらく行われず、そのバースデーライブでも最初に書いた記事
uouo-fishheart.hatenablog.com
の通り「細胞プロミネンス」が披露されることはなかったのです。




次回
募らせた願いはどこへ向かう。 
~「細胞プロミネンス」のお話~(その2)へ続く