流川運河のほとりに生えている木

「高尾奏音界隈のデイリースポーツこと弊ブログ」

\( 'ω')/ヘーイ 高尾奏音さんの情報・イベントレポに関しては日本一を自負するブログです。

一粒で 何度も楽しい ESD ―アース・スター ドリーム3月単独ライブの感想

またアース・スター ドリーム(以下ESD)のライブに行きました。

昨年12月の2周年記念、クリスマスライブ、2月のライブ(これ忙しくて書くタイミング逃した)に続き4回目です。

 

 

2月のライブは「夜の部だけの参加、Pyxis文化放送公録から回そうとしたせいで豪快に遅刻したと思ったらまた開演遅れててまさかの間に合い」「バレンタイン時期ということで特典会でメンバーからチョコ貰えた」「受験専念で離脱していた海月いづみさんが参戦しており初めて間近で見る(その後ESD脱退&芸能活動引退が発表されたので最初で最後だった…)(「Take you to My PARTY!!」をセンターで歌うと聞いていたので聴けず残念)」、というのがハイライト。

 

今回は3/19(日)、渋谷の隣の池尻大橋駅から徒歩10分ほどの位置にある国立音楽院(こくりつ、ではなくくにたちだよ)という専門学校が会場でした。

この日はろこどるコラボがある流山産業博や伊藤美来さんが出演される「トキメキ感謝祭」という謎ユニットのライブがあったため、朝一流山→昼ESD第一部→夜トキメキ感謝祭、というイベント三昧の1日でした。

…が、流山産業博から自宅に一旦戻る途中で渋滞に巻き込まれてしまったのとライブの開始時間をいまいちはっきり把握していなかったのが重なってライブに20分ほど遅刻してしまいましたとさ。てへ。

12時半開始なのに12時半に池尻大橋駅に着いてコンビニでのんびりお昼食べてから向かっていたらその途中で開始時間に気づいたんですよね。我ながらなんたる適当さ。

 

…というわけでとっくに開演してる時間に会場到着。

そういえば、以前言及したことのあるTチケットについてですが、これまでは「お手持ちのTカードがチケットになります」の案内→当日現地で紙チケットと引き換え、だったのがTカード見せただけで入場できるようになってました(これは2月の時点ですでにそうだった)。オンライン購入からのペーパーレス入場、これぞ技術の夜明けでございます。

 

さて、今回のライブの目玉はなんといっても「アース・スター ドリーム大戦」と銘打たれたソロ対決。

優勝者にはなんとソロライブ開催権が与えられるということで、各メンバーによる熱のこもった名演が繰り広げられました。

この記事では、主に自分が参加できた昼の部の各ソロの感想を残していこうと思います。登場順のつもりですが記憶違いが大いにあるかもしれないです。

(もたもたしているうちに1ヶ月近く経ってしまった)

 

1.高尾奏音さん

優勝です。

声優界屈指のピアノの腕前を存分に振るった弾き語りでトップバッターながら会場を圧倒していました。

特に2曲目の「My Soul, Your Beats!」は正直言って聴いていて恐怖すら感じるレベルのものでした。

原曲は透明感のある歌声が印象的でしたが、この日の彼女の弾き語りには何かギラギラとしたほとばしる魂を感じましたね。

体中から溢れる感情をグッと詰め込んだような歌声が放たれ、それと同時に奏でられるピアノはその歌声に詰まった感情の重さを支えるかのごとく力強く、それでいてまた彼女の体の一部分であるかのように感情を持って鳴り響き…そして会場のスピーカーはそれらに耐えうる性能を持っておらず。

…音響の調整が追いつかなかったせいなのか、スピーカーのスペックが高尾奏音さんの腕前に対して役者不足だったせいなのかはわかりませんが、とにかく音がマイクやらコードやらを通してスピーカーから発せられるまでの過程でどこかの許容量をオーバーするほどの力強い弾き語りだったがためにスピーカーが耐えきれず、あの「無理に大音量でスピーカーから音を流そうとしたときにありがちな」キンキンした聴こえ方になってしまってたんですね。間違いなく素晴らしい弾き語りだったんですがそこだけが惜しかった。

よく伊藤美来さんが(主に豊田萌絵さんにより)「4K対応声優」と称されることがありますが、その例えになぞらえると高尾奏音さんは「歩くハイレゾ」と言っていいと思います。

そのハイレゾな歌声と演奏、いつか最高の音響環境が整った場で聴きたいものです。

 

2.愛原ありささん

優勝です。

何が優勝って、WORKING!!の「SOMEONE ELSE」を歌った際の衣装がです。

ステージ中、物陰で何かこそこそと装着しだしたなと思ったら犬耳でございました。

確かに歌の中で「わんわん」言う部分があるとはいえ…

いや、獣耳は非常に急所なんですよ。

それこそ狼と香辛料大好きだし、バースデーライブで伊藤美来さんが「聞き耳をピョンと アンテナみたいに」と歌いつつ突然うさ耳ポーズをしだしたせいでその場で1機減っちゃいましたし。

だもんでその「SOMEONE ELSE」中ずっと微笑みが耐えないオタクになってしまったし、その後の特典会で犬耳で出ていらしたもんだから内心「ひゃわわあぁ^~~~」となってました。

今も書きながらその日のことを思い出して微笑むオタクになっています。ありがとう、ありがとう…

(前項と打って変わって知能が低くなった)

 

3.中島由貴さん

優勝です。

やはり実力No.1はこの方だなと、さすがだなと。

なんだろう、ゆっきーさんの雰囲気というか飄々とした感じというか、なんか好きなんですよね。

で、そんな雰囲気から「この曲やっちゃうよ~?」みたいな感じで「Yeah!めっちゃホリデイ」宣言されたら釘付けになってしまいます。

とにかくダンスがうまく、そして目を引くので見ていて楽しいです。

この日は対決とは別に「Jubeat Qubell」で遊べるソロ曲「Bonjour, The World!!」も披露されていたんですが、そちらの衣装もまたかわいいものでした。

帽子付きのカードキャプターさくらみたいな制服のやつです。あれとてもよい。

曲もノリが良くて楽しいものだったので、勢い余ってJubeat始めちゃったくらいです。(そしたらなんと『未確認で進行形』の「とまどい→レシピ」が入っていてとても嬉しかった)(雑魚なので一番難易度低いやつしかまともにできない)

 

4.小出ひかるさん

優勝です。

この子愛嬌という概念の擬人化なのでは?というほど素敵な笑顔とかわいさに溢れたステージでした。

見ているだけで幸せになるし、声もかわいいし。

何度でも見たくなる、と形容したくなります。

そういえば、この3月のライブに行ったきっかけも彼女でした。

2月のライブの接近戦のとき、たいていみんなに「また来てね~」とか言われるんですが、そのときの彼女は「3月も来てね~」って言ってくれたんですよ。

些細な事かもしれないけどなんだか嬉しくて、「そう言ってくれるならぜひとも来ようじゃないの」と思ったのでした。

(前述の通りこの日は流山産業博もトキメキ感謝祭もあったので、実はこの一件が無ければこのライブに行くという選択肢は持ち上がってはこなかったのです。何もない状態であればおおたかの森に滞在して11時から開始のろこどる三角くじを引き、魚心くんとレイくんが共存するご当地キャラステージという歴史的瞬間に立ち会っていたことでしょう。その「流山産業博に残る」選択肢もたまらなく魅力的だったため、当日でさえ踏ん切りを付けきれずにいたほど難しいところでした。)

そんなこともあり、ESDの中でもプラスアルファ気になる存在です。

 

5.谷尻まりあさん

優勝です。

乃木坂46の「君の名は希望」という曲を披露していたのですが、セーラー服姿で傘やボールなど小道具をセッティングし芝居を演じながらの歌唱。

それがたまらなくよいんですよね…。1994年生まれの22歳だそうで、そうすると僕と一個違いなんですがなんでしょうあのセーラー服の似合いっぷり。

なんというか、22歳というよりは17歳60ヶ月というか…?(伝われ)

心の淡い部分をくすぐってくるような魅力を備えているし、そしてその活かし方をわかった上でセーラー服で仕掛けてくる。

そう来たらもう抗えないです。降参です。

 

6.曽我部英理さん

爆笑です。

岡崎体育さんの「MUSIC VIDEO」のPVを全部自分で撮って作るという力の入りっぷり、そして完成度の高さに会場が沸騰。僕も去年伊藤美来さんのお渡し会で大阪に行ったときのよしもと新喜劇ぶりにめちゃくちゃ笑いました。

オチ担当、と一口に言うだけでは収まりきらないほどの手間が込められた作品であったことがよくわかりましたし、後から本人のTwitterでメイキングが出てくる出てくる。

特に、「燃やせー」という歌詞のワンシーンで燃やされる手紙がしっかりと書き込まれていた(https://twitter.com/Eri_Sogabe/status/844559752684199937)あたりなんかはほんとすごいと思います。

みんなを楽しませようと、たくさんの素材をお台場やら都内各地やら自宅前やらで撮って、夜なべして編集して分身の術まで会得して…

「人柄」「人情」だよなぁとしみじみしちゃいますね。

そして投票の結果決勝進出決定と聞いて思わず涙しちゃうところ、もう「人情~~~!!!」って感じです。

いい人すぎでしょもう…!

 

…と、全員のことを褒めちぎってみました。だってみんな良いんだもん。

こうして振り返ってみると、ガチのピアノ弾き語りからおもしろPVまで幅広いジャンルが一度のライブで楽しめる、そんな日だったんだなと気付きます。

ひとつのユニットとしても楽しいし、ひとりひとりが趣向を凝らしたソロパートも楽しいし。

行ってよかった!

 

ところで、当日はファン投票もあり1~3位を選んで投票できたのですが僕が誰に投票したかは内緒です。

これだけそれぞれに良い点がたくさんある中で当日その場のフィーリングで決めたし、今もう一度通して見ればまた別の入れ方をするかもしれないし。

誰に入れたのかは皆様のご想像におまかせします。でも実際の投票先、そのご想像とはきっと違いますよ~。

 

 

アース・スター ドリーム大戦」についてはこのあたりで。

他には、このライブでは「細胞プロミネンス」を聴くことができました。

やっぱり、伊藤美来さんの歌う「細胞プロミネンス」とはいろいろ違う部分がありますね。(主にコール面。悪い意味ではなく、ここのコールはガラパゴス

そして特典会。この日は、「ホワイトデーお返し企画」として客側が用意したプレゼントをメンバーに渡すことができるというイベントを行っていました。

お客様の中にろこどる原作を読んでいる方がいれば、「なにゃこのお渡され会」と言えば通じるでしょう。

まさかあれをリアルで体験できるとは夢にも思っていませんでした。距離が近いESDならではの利点ですね。

そしてその特典会で僕はとうとう「陥落」してしまったのです…

 

「細胞プロミネンス」「陥落」について詳しくはまた。

(大きく分けて『「Shocking Blue」発売直前!「泡とベルベーヌ」のエトセトラ供養』編と『気づいたら君色に染まっていたの…ん?』編と2種類書きたいものがあるんだけど3月のライブの記事を4月も半ばに差し掛かるタイミングで書き上げている通り色々追いついていないのでやれやれという感じ)