星見プロの声優陣の把握をしてみよう その2
以前やったこちらの記事の続きです。
5/10に予定通り開催されるのであれば急いで書かなきゃと思っていたところ延期になったので、気長に、かつ遅くなりすぎないうちにやっていこうと思います。
今回でミューレ3期生組を一通り触れていきます。
3.長瀬琴乃役 橘美來さん
プロフィール
所属事務所:ミュージックレイン(3期生)
生年月日:2000年3月5日(20歳)
代表作:なし
公式サイト・SNS:なし
2000年!!ってびっくりしたけど、そもそも自分は2002年生まれの子のオタクだった。よく見たら小出ひかるさん世代だ。
長瀬琴乃、姉がスーパーアイドルということもあるしShine Purityのビジュアルでも真正面にいるしアニメ版のキービジュアルにも起用されているし、結構キーパーソンっぽい感じがあります。
先日のワンフェスの際も確か先頭を切って歩いていたので、こういう言い方はアレですが、ここまで見る限りミューレ3期生の中ではエース的立ち位置なのかなという印象を受けます。
現地で見た感触としてもその5人の中では一番目を引く存在だった気がするので、そんなオーラもあるのかも。
単純にミューレ3期の5人の中では一番顔が偉い(個人の印象です)ので何年かして名前が売れてきたら一番わかりやすく人気になりそうな感じ。
「みく」かと思ったら「みらい」なので諸兄におかれましては注意のほど。
人物像
前回の記事から引き続き、このインタビューシリーズ以外ほぼ何も本人たちの情報が出てこないので、ここが唯一の情報源です。
今どきここまで何もわからないの、却って珍しいですね。
(情報が少な過ぎて検索かけたら同名の歌舞伎町のホストが出てきた)
宮沢さん同様、千葉県出身とのこと。千葉県多いですね。
けいおん!、ハロプロ、AKBなどで育ったらしい
読んで字のごとくなんですが、そういう歴史をたどってきたらしいです。
ミューレに入るべくして入った感。
けいおん!だと唯、超電磁砲だと初春さんが好きな豊崎愛生さんのファンとのことで、そういう育ち方をしてきたらなんと同じ事務所に入れたというやつ、羨ましい限りです。
本人曰く「気分屋」
インタビューを読んでいると全体的ににぎやかな印象を受けますが、そんな中でも本人はこのように自分のことを評しています。
橘:(略)でも、自分はすごく気分屋だと思うんです。元気なときもあれば静かなときもあるし、真面目なときもあれば、はしゃぐときもある。
友だちといるときはワイワイと騒ぎがちなんですが、急にスンとなって真面目なことを言い出したりもします(笑)。
(「自身にキャッチフレーズを付けるとしたら?」という問いに対し)
橘:なるほど……じゃあ「日替わり定食」とか。あ、「シェフの気まぐれ日替わり定食」でいきましょう! 何が出てくるかわからない感じで!
実際に動いているところを見た事自体が生で/放送含め数回しかないので肯定も否定もできませんが、本人が言うならそうなんでしょう。
ゲーム好きっぽい
――ここからは橘さんのパーソナリティについてもう少し掘り下げられたらと思います。アニメが好きとうかがいましたが、そのほか趣味は?
橘:歌うこと踊ること。あと、TVゲームとダーツが趣味ですかね。
ダーツが趣味とのことで、個人的には好印象です。
ハットトリック出してはしゃぐくらいの腕前とのことで、自分もそれに近いレベルなので親近感を持ちました。
――(笑)。では特技はなんですか?
橘:Nintendo Switchの『スプラトゥーン』が好きで、サーモンラン(迫り来るシャケを退治し、イクラを回収するゲーム)がすごく得意なんですけど……特技って言えますかね(笑)?
最近の感じだとゲームできるとかもアピールポイントになりそうかなと思います。
スプラてょ―んがうまくできるなら大したものです。
同期からの印象
この項目では、3期生5人の座談会記事から人となりを探っていきます。
――最後に橘さん。
(橘さん以外4人こそこそしだす)
橘:なんでみんなこそこそしてるの? いいところあるよね!?
日向:……黙っていればほんと美人!
一同笑
橘:褒めてるのそれ!?
宮沢:こんな感じでおちゃらけてるけど、頼れる部分もあります。美來も気配り上手なので、年下だけど甘えちゃいますね。
相川:ムードメーカーなんです。明るくしてくれるし、笑いを届けてくれるんだけど、実はすごく深く考えているなと。
日向:あとは、対応力が高いです。ひとつの質問に対して、きれいな答えを出せるんですよ。おちゃらけてるけど。
橘:ねえ、褒めてるの?
夏目:明るくてふざけているところもあるけど、落ち込んでいるときは「どうしたの?」って。そういうところ“は”お姉さんだね。
橘:そういうところ“は”?
相川:そういうところ“は”。ここ、太字にしてください!
(赤字はこちらで付けました。以下同様)
ということで、やはりインタビューの文面からも伝わってくる通り、明るい人柄のムードメーカーなようですね。
これまでの印象を考えるにオタク受けは非常に良さそうなので、今後実際に出てくるのが楽しみです。
実際、このインタビューの載っているサイトのアクセスランキングでも石田彰さん、悠木碧さんに挟まれて堂々の2位に陣取っていました。
4.伊吹渚役 夏目ここなさん
プロフィール
所属事務所:ミュージックレイン(3期生)
生年月日:2003年9月6日生まれ(16歳)
代表作:なし
公式サイト・SNS:なし
あの高尾奏音さんよりも年下!!!!!!!!!!!ひっくり返った。
先述の橘さん演じる長瀬琴乃の親友である伊吹渚役。
キーパーソンっぽい(?)琴乃との絡みが多そうということで、彼女もまた物語の鍵を握りそうな予感があります。
そういった位置にキャスティングされているということは、3期生の中ではそれ相応の評価をされているのでしょうか?
人物像
小さい頃から芸能志望?
姉の影響で声優を志し、家族の応援も得て本格的に声優を目指し始めたとのこと。
――そうして本格的に目指すことになりますが、ご両親の反応はどうでしたか?
夏目:すごく応援してくれました。母が言うには、小さな頃からまわりの大人たちに「芸能事務所に入れたら?」と言われていたらしんです。そうしているうちに、「そういう道もありかも」って母と姉が思ったらしく、そこで声優に限らずいろんなオーディションを受けてみることになったんです。
――なるほど。ご家族が受けさせていたんですね。
夏目:そうなんです。小学生の頃からいろいろ受けていました。例えば、少女マンガ雑誌のモデルのオーディションとか。なりたいと思っていたとはいえ、最初はそこまで乗り気じゃなかった私も、いろんな審査を受けてみて現実味がわいてきて、次第に芸能のお仕事に興味がわいてきたんです。
もともと好奇心が強い性格なので、女優、モデル、そして声優といろんなことにチャレンジしたいと思っていました。
いろいろなオーディションを受けて、実際にこうして声優の座を射止めているんだからすごいですよね。
家族が全面サポートしているというのもすごい。
メンタルが強靭っぽい
オーディションのときのことを振り返るくだりで、
――人前に立っていたから、オーディションでも緊張しなかったのかもしれませんね。
夏目:そうかもしれないです。このオーディションは、練習より本番がうまくいった気がしました。
――とすると、このオーディションもそれなりに自信があった?夏目:「絶対受かってやる」という気持ちはありました。だから2次審査や3次審査の通知をもらったときは、嬉しい気持ちがありつつも「そうだよね!」という気持ちもありました。
過去に受けたオーディションの経験から「こういうことは聞かれるだろう」と対策をしていたし、2次審査でダメだったところはうまくいくまで何度も何度も練習して3次に臨んでいたので。
――なるほど。自信がつくまで努力を重ねていたんですね。「受かってやる」という気持ちになれるまで努力できるなんて素晴らしいです。
夏目:そう言ってもらえるのは嬉しいです。家族が応援してくれたおかげですね。
と。
人事を尽くした上で天命を待てるタイプって、心が整っておりいいなと思います。
人見知りをするタイプらしい
――そんな夏目さんの性格を一言でいうと何ですか?
夏目:うまく言えませんが人見知り、ですかね。初対面の方とは、ガチガチになってしまって全然喋れません。そのわりに、仲良くなれば、くだけた雰囲気で喋れるようになるんですが……。
――生徒会長をしていたくらいですし、人と接することに抵抗がないのかと思っていました。
夏目:たしかにそういうのは平気なんです。学校内という見知った人たちが相手だからかもしれません。
――では、ご自身にキャッチフレーズをつけるなら?
夏目:「接着剤」でしょうか…? 人見知りだったり、恥ずかしがり屋な部分はあるのですが、人と触れ合ったり繋がったりするのは大好きなんです。
ファーストコンタクトが苦手なタイプらしいです。
そのうち、星見プロ顔合わせの頃のエピソードとか聞いてみたいですね。
同期からの印象
夏目:(略) 歌は私には音程が高めの課題曲で、とても苦労しました。練習したんですけど、どうしようもなくて。どう練習したら良いかすらわからなくなって、ずっと暗かったです。
相川:でも、そんな素振り全然見せなかったよね。ずっと明るくて、みんなを元気づけてくれてたから助かったよ。
宮沢:覚えてるかな? 私、ここなに手紙もらったんだよ。「頑張って」ってアドバイスをいろいろ書いてくれてた。
夏目:あ、覚えてる。そのとき、小春がちょっと自信なさそうにしていたので、元気づけたくて手紙を書いたんです。
宮沢:それがすごく嬉しくて、沁みたんです。ずっと大切にとってあります。
橘:あとは、ここなも。合宿のときのここなは「明るく接しなきゃ」ってすごく気を張っていたと思うんです。だからすごく社交的な子に見えていたんですけど、最近になって実は人見知りなんだって気づきました。
徐々に徐々に、みんなのうちに秘めた性格がわかるようになってきましたね。夏目:そうだね。でも私は、まだみんなのことあまり知らないかも。
やっぱり根が人見知りなので、自分からなかなか踏み込めないんですよ。「知りたい!」っていう欲はあるんですけど。
3期生同士ではすっかり打ち解けているようですね。
心が整っていそう、というのと人見知りだけど人付き合いは好き、というのが印象として見えてきました。
5.早坂芽衣役 日向もかさん
プロフィール
所属事務所:ミュージックレイン(3期生)
生年月日:2001年5月17日生まれ(18歳)
代表作:なし
公式サイト・SNS:なし
ミューレ3期生組最後の紹介はこちら。
2001年生まれ、この春高校を卒業した世代です。
もう2000年代生まれでひっくり返ることはなくなってきたぞ。
彼女が演じる早坂芽衣は、役どころとしては賑やかなキャラみたいで、公式HPの「関係性」図の中では高飛車お嬢様の成宮すずに対して「いじりがい」という矢印が伸び、反対に向こうからは「なんですの!?」という矢印が返ってきているのでもう既に面白い。
人物像
三枚目エンターテイナータイプ!?
「ドラゴンボール」「ワンピース」を見て育つ中で声優に興味を持ち…というエピソードが語られていますが、それ以上に目を引いたのがこちらのくだり。
――では、声優を目指すようになったのは?
日向:じわじわとです。さかのぼってしまいますが、芸能のお仕事に興味を持ったのは幼稚園の時なんです。卒園するときは、アルバムの将来の夢の欄に「お笑い芸人」って書いていました。
――あ、同じ芸能でも「お笑い芸人」だったんですね。
日向:そうなんです。これも親の影響で、『8時だョ!全員集合』のDVDを毎日のように観ていました。だから子どもの頃からお笑いやバラエティ番組が大好きで、将来はお笑い芸人になりたいなって思っていたんです。
ドリフの笑いに育まれた幼少期とのことで、その後の性格形成にもこの影響が見て取れます。
――それまでにお芝居の経験は?
日向:小学生のとき演劇部に入っていました。あと、モノマネが好きなんですよ。友達同士でやるレベルの、お見せできるようなものではないのですが。中学生の時は朝礼台の上に立って、『ラブライブ!』の矢澤にこちゃんや『ドラゴンボール』のフリーザのモノマネをよくしていました。
――人を楽しませるのがお好きなのでしょうか。
日向:そうですね。私にとっては、「面白い」とか「一緒にいて楽しい」と言ってもらえるのが最大の褒め言葉なんです。人前に立つのは緊張するのですが、それでもリアクションをもらえると嬉しくなっちゃってどんどんやってしまいます(笑)。
このへんを読んでいると、これまでのIDOLY PRIDEの生放送やステージで見てきた、年齢を自虐し笑いを取りに行くスフィアの先輩方の勇姿が思い起こされます。
そういったスタイルも事務所の色なのでしょうか。
元気!
そんな生い立ちの彼女は、それはそれは元気に育ったそうな。
――そんな日向さんは、自分をどんな性格だと思いますか?
日向:それはもう、やっぱり……「元気」ですね!
――ここまでのお話を聴く限り、納得ですね。では、それを踏まえてキャッチフレーズを付けるなら?
日向:私自身にってことですよね。何だろう……。悩む! 何かヒントをください……(笑)。
――そうですね……。さっきの話もそうですが、元気で面白くて賑やかな印象もありますね。
日向:なるほど……あ! では「歩くテーマパーク」とかどうですか?
「歩くテーマパーク」て。
――では、特技は?
(略)
日向:あ、あと剣道をしていました! 小学校5年生のときにはじめて、中学3年間は剣道部に入っていました。2段まで持っています。
――それは特技と言えそうですね!
日向:でも今はもうまったくやっていないので……。あ、でも、半年前にキックボクシングをはじめました。
――なぜまたキックボクシングを?
日向:剣道をやめて体を動かさなくなったので「なにかやりたいな」と思っていたとき、近所でジムの張り紙を見たんです。近くでできるなら良いなと思ってはじめました。今は、回し蹴りを習得しているところです。
「体動かしたいな~」っていってキックボクシング始めるの、なかなかにアクティブだなと思います。
同期からの印象
――では日向さんについては?
橘:発想力が豊かで、アイデアがたくさん出てきます。「何がある?」と言われれば、言われただけでどんどん出てくる。私にはないものなので、尊敬ですね。
日向:あら! ありがとうございます!
宮沢:それにおひさまみたいに明るいんです。いつも支えられています。努力家で頑張っているのも知っているし、意外と繊細だから、支えられるばかりではいられないですけどね。
「明るい」というのは自他ともに認められているようですね。
「意外と繊細」というところは、
日向:そうですね。あとは、小春が話しかけてくれたのも覚えています。似た色の靴を履いていて「似てるね」って言ってくれたんですけど、それまで緊張して誰にも話しかけられなかった私としては、すごく嬉しかったです。
と自身で語るあたりにも現れているような気がします。
ということで、お笑いで育った元気が持ち味、だけど繊細な部分もあるという感じでしょうか。
確かに、今まで見ている限り、まだ緊張が勝って面白い部分は出し切れていないのかなという印象はあります。
もう少し場馴れしてきて自分をどんどん出せるようになってきたらきっとその魅力が見えてくるのでしょう。
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ということで、星見プロ声優の把握第2弾でした。
ミューレ3期生たちは、(ちらほらチョイ役でアニメ出演等もしているようですが、それはさておき)IDOLY PRIDEが事実上初の舞台となります。
実力も未知数、でも同期たち同士はオーディションをくぐり抜けた結束があるという謎の存在として星見プロ内第一党の座に存在しているわけですが、一方で今作ではさっそく諸先輩方や実績ある他の事務所の人達と組んで結果を出さなければいけないという複雑な立場であると言えましょう。
声優業界も生き馬の目を抜く厳しい世界ですが、まあ頑張ってほしいなというところです。