流川運河のほとりに生えている木

「高尾奏音界隈のデイリースポーツこと弊ブログ」

\( 'ω')/ヘーイ 高尾奏音さんの情報・イベントレポに関しては日本一を自負するブログです。

8/30(日) IDOLY PRIDE「ミュージックプログラム #1」プレビュー

今回は、8/30(日)に予定されている「ミュージックプログラム #1」へ向けた記事です。

個人的な見どころと期待ポイントを紹介していきます。

 

 

 

 

8/30(日)のお品書き

【19:00~20:30】「ミュージックプログラム #1」放送(ABEMAアニメ2チャンネル・YouTube Live)

idolypride.jp

長瀬麻奈を演じる神田沙也加さんと、星見プロ10人の声優らが集合しての生放送。

生放送番組は3/22のAnimeJapan代替配信以来5ヶ月ぶり。

トークパートとライブパートに分かれており、トークパートは神田・橘・菅野・宮沢・高尾・相川・日向・豊崎。(敬称略)

ライブパートは、神田・星見プロ10人の「星見プロ所属組」。

 

【時間不詳】公式ファンサイト「IDOLY PRIDE マネージャーポータル」登録開始

Twitterアカウントかメールアドレスを用いて登録する無料会員サイトがオープン。

「詳細は番組でお知らせ」とのことなので、登録開始は番組中か?

 

【21:00~】会員限定配信「アイドリープライド女子会 #1」

idolypride.jp

無料会員サイトの登録特典とも言える、会員限定配信が早速提供。

出演は、神田・橘・菅野・豊崎の4名。

Twitterでは、「#IDOLYPRIDEのここが知りたい」のハッシュタグにて、プロジェクトに対する質問を募集中。

 

それぞれの見どころや気になるところについて

ミュージックプログラム #1

まず、なんと言っても「バーチャルライブ」と銘打たれたライブパートが注目ポイントと言えます。

半年前に行われたワンフェスでの「Shine Purity」お披露目のライブでは、リアルタイムで撮られる映像に対して歌詞を被せる試みがなされていました。

(映像は公開されていませんが、各種メディアのイベントレポートの写真でその模様が伺えるかと思います。

www.lisani.jp )

 

わざわざ「バーチャルライブ」「CGで作り上げられるステージや演出とキャストのパフォーマンスを融合した新感覚の映像」を名乗るからには、何らかの技巧が凝らされた一風変わったステージが見られるのではないか?と期待せざるを得ません。

 

その「バーチャルライブ」に関して、よくよく調べてみるとやはりサイバーエージェントグループが技術を保有しているようだということがわかりました。

 

連結子会社(株)CyberHuman Productionsがドンピシャでそういった取り組みをしているようで、近々でもいくつか活用例が出てきているようです。

f:id:mugigokorokun:20200824215941p:plain

f:id:mugigokorokun:20200824220628p:plain

サイバーエージェント 2020年第3四半期決算報告資料より)

 

参考:「JO1」が6月に行ったバーチャルライブの記事

news.kstyle.com

サイバーエージェントの「サービスニュース」で、IDOLY PRIDEと同じく「バーチャルライブ」という表現がされていたのがこちらのライブ。

動画は有料公開だったとのことであまり様子が伺える感じではありませんが、どうやらこの記事の写真、本人たちはグリーンバックのところで撮影しており、背景はみんなCGなのだそうです。かがくのちからってすげー!

 

参考:実際に「バーチャル撮影技術」が使われた動画

www.youtube.com

この空間自体が合成らしいです。

事前に撮影しておいて、CGで人物以外の部分を作り出せるようですね。

これがリアルタイムでも実現可能とのことなので、ライブでも活かすことがひょっとしたら可能…?なんてところまで考えると夢が更に膨らみます。

 

JO1みたいな強力コンテンツと同じ環境でやらせてもらえるのって、やはり大企業が絡むプロジェクトの利点ですね。

これらの技術が総動員されるのであれば、一気にオタクコンテンツ界でずば抜けた存在になるポテンシャルはあるように思います。

 

今回は事前収録っぽい様子が神田沙也加さんのツイートから伺えます。

一体どのような仕上がりになっているのでしょうね。

 

また、バーチャルライブから離れた点では、この日はその神田沙也加さんが最初から最後までガッツリ全編絡むというところも大きなポイントと言えるでしょう。

この日彼女の存在感、立ち位置といったものがどれほどを占めるのか、という点も、今後のIDOLY PRIDEの方向性の示唆になるように思います。

 

無料会員サイトのオープン

これも唐突すぎてやはり気になる、公式ファンサイト「IDOLY PRIDE マネージャーポータル」のオープン。

サイバーエージェント側からのリリースでは、「あなたの名前を呼んでくれる特別なボイスや、ライブをもっと楽しめるプロジェクトなど様々な特典の抽選に参加いただけるほか、IDOLY PRIDEをもっと楽しめる限定コンテンツを随時公開予定です。」とあります。(別に名前読んでくれなくてもいいんだけどなぁ、と思いますが)

ここではそのサイトのコンテンツ内容はさておき、この「無料で会員登録」という構図自体を検討したいと思います。

 

会員登録もマーケティングの手法のひとつ

こうした会員登録を受け付け、会員に対し優先的にサービスを提供する手法は、マーケティング用語で言う「CRM(顧客関係管理)」の一貫であると言えます。

CRMとは?という解説については、専門家の記事を引用しますが、

「顧客の情報を収集・分析して、最適で効率的なアプローチを行い、自社の商品やサービスの競争力を高める経営手法のこと。」

CRMの目的は、顧客の情報を一元管理することで、顧客と密接でより良い関係を構築し、顧客の満足度を上げることだ。その結果、商品やサービスの購買に結び付くことが予測され、売り上げアップにつながる。」

(引用元:CRM | IT用語辞典 | 大塚商会

といったような感じです。

これをIDOLY PRIDEとオタクの関係で置き換えると、

「IDOLY PRIDEサイドが何らかのアクションを起こすことで、オタク側が抱く好感度を上げ、応援してもらうことに繋げるための行動、戦略」

ということになります。

 

CRMを行う上でのアプローチはいろいろありますが、その中でもこうした会員サイトの類は電通では「メンバーシップマーケティング」と呼んでいるようです。

webtan.impress.co.jp

引用元はその制度設計やらの話にまで及ぶので、リンク飛ぼうとしている人は最初のほうの概要だけ見てもらえればいいんですが、

要するに会員登録を行わせるという行動は

・「会員登録を通して、顧客がどんな人かを分析し、次の手を打つためのデータを収集する」

・「会員になってもらった後には、積極的に便宜を与えてロイヤリティを向上する」

という主に2点を狙っているのではないか、という風に理解しました。

 

生放送中に登録させる、その狙いとは?

そうした意図があるものとして、次は今回の場合何を狙っているのか、というところを考えていきます。

 

今回は、

「8/30に生放送があり、同時に会員サイトもオープンする」

「生放送には、神田沙也加さんと豊崎愛生さん、それに星見プロの新人たちが出演する」

という条件があります。

ここで注目したいのが、今回の参加メンバーから、YouTubeのIDOLY PRIDE公式チャンネルでの再生回数1位・2位を誇るTRINITYAiLEとLizNoirのメンバーがほぼ除外されているというポイントです。

豊崎さんはその中でも例外ですが、彼女は以前からイベントや生放送に総合司会のポジションで起用されている経緯があります。ワンフェスでは鷲崎さんと一緒の立ち位置でステージを進行している姿が見られました。)

その2グループは中の人の固有のファンが多く、集客力はもちろんありますが、その一方で「〇〇さんは好きだけど、IDOLY PRIDE自体はちょっとなぁ」という人の数もそれに比例して増えることが考えられます。

 

そこで、その2グループをあえて出さない状況を設けることでそういった層をフィルタリングし、「純粋に星見プロ単体、あるいはIDOLY PRIDEそのものに興味のある人」のみを集めようとしているのではないか、と見ています。

前回の記事でも言及しましたが、個人的には今現在の星見プロのファンって相当少ないと思っています。

しかしながら、世の中から見向きもされていない今の状態―ライブもねえ、展開はしょっぱい、同志は全然見当たらねえ―でファンになることができているというのは、逆に相当に選ばれし資質がある者と言えるのではないか、とも思うのです。

そう、これこそまさに最古参、これまたマーケティング用語の「イノベーター理論」で言うところのイノベーター・アーリーアダプターにあたる立ち位置にあると言えましょう。

(参考:「アーリーアダプター」って何ですか? - 意味と役割【ビジネス用語】 | マイナビニュース

 

今回の「スフィア・TrySailの要素を排した星見プロ組の生放送中で会員サイトをオープンし、その場で登録させてその後すぐに放送される会員限定配信に誘導する」という一連の流れは、この最古参(=イノベーター・アーリーアダプター)層をまるっと会員登録させることで顧客情報を握り、そしてこれから先会員として優待することによる顧客満足度向上を通してコアファン層を育成する、という戦略なのではないでしょうか。

いっぱい登録しような!!!!!!!!!

 

またこの際、必然的に前半の生放送と後半の会員限定配信で、それぞれ視聴者数が数値として現れてきます。

そこでまた「後半の視聴者数/前半の視聴者数」をすれば、打率も出せるというわけですよ。(この辺、もし会員限定配信で視聴者数表示してくれるのであればぜひまた記事にしていきたいなと思うんですが、前半はABEMAもYouTubeも視聴者数出るとしても、会員サイトからしか入れない後半に関しては隠されそうな気がする。)

 

あとは、今後「一部キャストを変えて新曲のバーチャルライブをお届けするスペシャル音楽番組「IDOLY PRIDE ミュージックプログラム #2」も放送予定です。」とのこと(サイバーエージェントのリリースより)なので、同じようにスフィアが出たらどれだけ増えるか、TrySailが出たらどれだけ増えるか………ってやるに違いない~~~~!!!!!!と思うわけですよ。

それもそれで楽しみですし、そんなこんなを経ていくともうアニメ放送直前!なんて時期になりそうなんですよね。なんだかんだであと4ヶ月ちょいですから。

 

「会員登録に際し、どんな情報を求められるか」にも注目

この段階で会員登録まで至ってくれるファンは、今後も長きに渡ってコンテンツを応援してくれる可能性の大きい存在です。

そうした層の情報をうまく集め、更なるファン拡大の足がかりにするのもマーケティング活動の一環です。

 

ってことで、「会員登録時の必要記入事項」とか、なにかアンケートとか、「推しを選択する」ような場面とか、こちらが能動的に何かを行うようなことの一挙手一投足が彼らの参考データになるわけです。

ただ答えるだけではなく、「この情報が何の役に立つのか?」というところまで考えながら答えると面白いかなと思います。

個人的にはIDOLY PRIDEで何本も記事書くくらいにはこういう戦略を想像するのがすごく楽しいので、会員サイト内でもドシドシ仕掛けてきてほしいですし、なんなら逆手に取ってまたこうしてブログのネタにしていきたいです。

逆に自分の情報も求められればバンバン開示していくのでぜひ活用してくれ、というところです。

 

会員限定配信

前項であらかた今回の魅力は語り尽くしてしまった……………

ここでは、ぶっ通しで出続ける神田沙也加さんについて触れていきましょうか。

 

神田沙也加さんのファン層はマジで読めない

星見プロ最後の一人として現れた神田沙也加さん。

松田聖子さんの実娘としても知られ、芸歴は20余年を数える大ベテラン。

「国民的アイドル・松田聖子の娘」という生まれ持った宿命と共に生きてきた彼女が挑む「初めてのアイドル」………

というところ、バチクソアツいですよね。

あまり詳しい経歴を知っているわけではありませんが、メチャクチャに激アツなことだけはわかります。

 

で、その神田さん。

それだけ芸歴も長く、アナ役で子どもたちからの認知も厚いということで………

なんといいますか、スフィアトラセあたりは声優界の文脈で戦闘力を把握できるんですが、彼女に関してはマジで未知数なんですよね。

ボカロカバーとかもしているからオタク方面も網羅していますし、しかしながら長く芸能界に生きていますし。文字通り老若男女、かなり幅広い層から注目を集める方だということはよくよくわかります。

なのでこうしてIDOLY PRIDEに出るとなったときに、彼女目当てにどこからどのような人が見に来るのか、全くわかったもんじゃありません。個人的に正直神田さんのことをあまり詳しく知らないだけに、自分の想像できる範疇にはありません。

 

www.instagram.com

(#IDOLYPRIDEタグでダントツの7000いいねを稼ぐお姿)

 

でも、それってきっとIDOLY PRIDE側もそうなんじゃないかなって思うんです。

だからこそ、星見プロだけで固めて会員登録数を把握しようとしてるんじゃないかなって、そう思うんですよね。

なので会員登録数がどう出てくるのかがマジで楽しみです。

 

あとは単純に、この生放送を通してどんな姿を見せてくれるのかも心待ちにしています。

結構作品自体にコミットする姿勢をSNSの随所で見せてくれているのは感じるので、あとは実際の出演時にどんな感じかというところに期待したいです。

 

 

おわりに

…ということで、そんなめちゃくちゃ期待するところの8/30(日)。

もう一週間を切っております。

こうして長々と綴ってきましたが、最後に一言だけ。

 

単純に、ただただ単純にのんのんの歌って踊ってる姿見れるのが楽しみすぎてブログをこんだけ書くでもしないと気が落ち着かない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

\( 'ω')/ヘーイ\( 'ω')/ヘーイ\( 'ω')/ヘーイ\( 'ω')/ヘーイ\( 'ω')/ヘーイ\( 'ω')/ヘーイ

なんだかんだと理屈をこね回した記事を書いてはいますが、根源は本当に、誠に、心からそこに尽きるんですよね。