流川運河のほとりに生えている木

「高尾奏音界隈のデイリースポーツこと弊ブログ」

\( 'ω')/ヘーイ 高尾奏音さんの情報・イベントレポに関しては日本一を自負するブログです。

アニメを目前に控えるIDOLY PRIDEに潜む強烈な謎

去る11/14(土)、IDOLY PRIDEのミュージックプログラム#2が放送されました。

www.youtube.com

全ユニット新曲一挙公開、アニメティザームービー公開など、今月末に控える1stイベントや来年1月より放送が始まるアニメに向けて非常に期待の高まる内容でした。

 

自分としても、プロジェクト発表以来ずっと第一線で追いかけ続けてきた中、ついにこうして日の目を見る段階に差し掛かってきたというところで大変嬉しく思っています。

今回は、そんなIDOLY PRIDEを追う中で見えてくる、ある大きな謎についてのお話をしていきたいと思います。

 

 

 

星見プロに纏わりつく「サヨナラ」

この度配信が開始された「サヨナラから始まる物語」については、以前弊ブログでも考察をしたところです。

今回のミュージックプログラムでは、新曲として星見プロの3曲目「IDOLY PRIDE」が公開されました。

この曲は、アニメのオープニングテーマとなるそうです。

残念ながら生放送限定公開ということでアーカイブには残っていませんが、YouTubeでは実は配信後〜22時半くらいまでは生放送の状態のままで見返せたので(ほんとは良くないんだろうけど)、ある程度歌詞をチェックしてみました。

 

流石に全部載せるのはアレなので、気になった部分だけ。

「Without You」

歌い出しが「ねぇ 約束だよ」というフレーズから始まり、次に来るイントロにも歌詞が入ります。その中で、「Stand Up! Without You!」というところがあり、いきなり気になりすぎて木になりそうです。

 

「あなた無しで」立ち上がる(立ち上がろう)、という趣旨の歌詞が出だしからいきなりぶっ込まれております。

これまでの楽曲、とりわけ「Shine Purity~輝きの純度〜」では、アイドルとしての道を進んでいく中で重要な示唆を与えてくれる存在として、「君」というワードが頻発していました。

これが特定の誰かを指すのか、あるいはメンバーひとりひとりにそれぞれ別の存在がいるのか…そもそもこれらの「君」「You」は同じ内容を指すのかどうかというところも含め想像の域を出ませんが、とにかく、オープニングテーマの出だしにいきなりその「You」からの巣立ち・自立・あるいは別れを思わせるフレーズが入ってくるというのは、非常にただならぬ雰囲気を察せずにはいられません。

 

正解かどうかはわかりませんが、一例としてこれを我らが白石千紗ちゃんに当てはめてみましょう。

千紗ちゃんはお姉ちゃん大好きっ子として有名ですが、

この場合の「Stand Up! Without You!」は、そのお姉ちゃんなしで立ち上がる………ということになるでしょうか。

独り立ち!!!自立!!!!えらい!!!!!

 

………いや、個人的には千紗ちゃんが独り立ちする話で1クールでも2クールでもやってくれていいんですけどね。

星見プロだけでも10人いるのでそうは言っていられません。

あくまで、こうして千紗ちゃんひとりを切り口として見てみたらこんなストーリーが描けるね、ということになりますが、他のメンバーを絡めれば絡めるほど、より重厚なストーリーが見えてくるのではないでしょうか。

 

「たとえ離れ離れでもね」

これはラスサビのフレーズになります。

ここに至るまでに、曲中では様々な約束が交わされています。

「ねぇ 約束だよ かけがえのないステージを」(イントロ)

「ねぇ 約束だよ あの場所で輝き合うこと」(1番サビ)

「ねぇ 絶対だよ この街で瞬き合うこと」(2番サビ)

「ねぇ 必ずだよ その手で掴み取って見せて」(ラスサビ)

最後以外、とりわけ1・2番のサビでは、「輝き合う」「瞬き合う」と、「お互いが〇〇し合う」というニュアンスの歌詞が来ています。

しかしながら、ラスサビでは「その手で掴み取って見せて」と、なぜか"祈り、覇権を託すような形"になってしまいました

この近辺の歌詞は、

ねぇ 必ずだよ その手で掴み取って見せて
たとえ離れ離れでもね 一つになって進もう


ねぇ 辿り着いたその先で 巡り会えたなら
そっと 手を繋いで 一緒に踏み出していく

となっています。

「たとえ離れ離れでもね」、というところも「Without You」に関わってくるのかもしれませんが、なんだか不穏な雰囲気を感じざるを得ません。

一体どんな展開が待っているのか…………?

この感じ、どこかであったな~と思ったら、自分の中で一番近い感覚は「まどマギ叛逆のOP映像のサビあたりを見たときの気持ち」でした。

あの「ほむらは中央で絶望しきっているのに周りが楽しそうに踊っている」ときのちぐはぐから来る恐ろしさ、全体的には楽しそうなのに決定的にそうではない感覚を思い出したというか、うまく伝わるかどうか微妙なんですが、なんだか怖さを感じるんですよね。

 

ちなみに、全然暗い話題一切ない異説として「ライブで合唱」説もあるのではないかと思いました。

ここのくだり、空白が1小節くらいあって「せ~の!!」からの流れで壮大なオケと合わさって盛り上がってくるんですよね。

「必ず、その手で掴み取って見せて」「たとえ離れ離れでも一つ」って、オタクとしてはIDOLY PRIDEというコンテンツに挑んでいく演者たちの後ろ姿に対して、会場にいる俺達の言葉として掛けたいフレーズだなあと思ったんですよ。

こんな情勢じゃなければ、実はここってみんなで歌えたんじゃないかなと邪推して見る次第です。ぜんぜん違うかもしれないけど。

 

とまあ、いろいろと考えてはみたものの、この辺は物語の全貌が明らかになってこないことにはわからないです。

「サヨナラから始まる物語」を作った大石昌良さんも、インタビュー*1

この楽曲を先に聴いていただいた方が、アニメを観て、物語が進んでいくなかで、「あれ? この歌でうたわれていることはこういうことだったのかな?」という感覚になればいいなと思っていて。すごく生意気なことを言いますと、例えば『まどマギ魔法少女まどか☆マギカ)』の「コネクト」(ClariSが歌った同アニメのOPテーマ)みたいな曲、物語が進むにつれて歌詞の内容がわかっていくという、化学反応が起こればいいなと思いながら書いたところもあります。

と語っている通り、(またこのブログでも言及を重ねてきた通り)、このIDOLY PRIDEというコンテンツにはとても強固で綿密なストーリーが既に存在しており、我々は少しずつ観測させてもらっているに過ぎないというのが今置かれている状況です。

なんだかビックリマンチョコとかデュエマのフレーバーテキストみたい。

(この手の話を拡張していくと物語消費だデータベース消費だの議論になるのかもしれないけどそこまで風呂敷を広げて論を展開できるほどの知識はございません。けどひょっとしたら事業計画としては2020年代初頭を担うにあたってその辺まで睨んでるのかも?)

 

要するに、アニメ本編が始まって初めて分かることってたくさんあると思うので、今のうちにああでもないこうでもないといろいろ考えておくのも楽しみ方の一つなのではないか、現に自分は楽しいよということです。

 

 

【かなり踏み込んだ内容注意】事態ここに及んで、〇〇〇〇が健在な確証が持てない件

※注意

ここ以降、結構核心に踏み込んでる可能性があるので、ネタバレかもしれないところを避けたい方はこちらから次の見出しに飛ぶか、以下ののんのんの愉快なツイート2選でも見つつ前ページに戻ってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よろしいでしょうか?それではここから始めていきます。

 

 

 

 

 

これ「サヨナラから始まる物語」公開あたりからずっと注視しているところで一番怖いな~~~と思っている点なんですが、ここまでの展開で一切「麻奈が現時間軸に存在している」シーンが見られないんですよ。

 

直近の例で言えば、ミュージックプログラム#2内で麻奈が登場した朗読劇。

小宮山愛を演じる寿美菜子さんがロンドン留学中という事情もあるのかもしれませんが、麻奈とLizNoir初期メンバーの2人、という組み合わせでストーリーが進みました。

つまり、この時点での時間軸はLizNoirのメンバー増員前、つまり最新の時間軸よりは前の段階ということになります。

 

また、初公開のティザームービー内でも、

www.youtube.com

琴乃のアイドル志望に言及しているシーンやまだ幼い琴乃と一緒にいるカット、「たとえ私と同じ歌声を持っている子にだって、私よりうまく歌えるとは思わない」というセリフ(とともに「麻奈そっくりの歌声」と称されるさくらが映される)などはありますが、それとて同じ時間軸にいることの証明にはなりえません。

「同じ歌声を持っている子」の話は最初に言っている通り「たとえ」ってことで、さくらが星見プロに入る前に偶然そんな例え話をしたことがあっただけかもしれません。

映像ではさくらが映し出されていますが、それすらもミスリードを誘うための仕掛けかも………?と穿った見方をしてしまえばそれまでです。

 

この手の話をもっと出すと、マネージャーポータルで公開されている麻奈の誕生日のやり取りの相手は遥子さん一人だけ。

彼女は唯一、麻奈より早く在籍していた星見プロ所属アイドルですから、これもやはり現時間軸でのやり取りだと言える材料ではないのです。

 

というように、これまで数多く麻奈に関する情報は出てきていますが、その一方で、どれひとつとして今の時間軸だと言える情報がないのです。

ちょこっとでも同じカットに映っているところを見られれば、ここまでのお話を全て杞憂で片付けて一安心できるんですが、そんな情報を待ちわびてどれだけ経ったことか。

今なお、麻奈が健在であるという確固たる証拠はひとつも存在しないのです………。

ああおそろしや、おそろしや……………いやどすねえ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これからも時間軸に注目していこう

そんなわけで、ネタバレになってしまうかもしれないところをお送りしてきましたが、共通で言えることとして、「今現在、IDOLY PRIDEのストーリーには2つの時間軸が存在している」のでそこに注目していこうというところがあります。

 

1つ目の時間軸は、現時間軸から数年前、麻奈の高校時代(=コミカライズ「Beginning of Lodestar」や、麻奈の「First Step」収録の頃)です。

星見プロ…麻奈・遥子の2名在籍。麻奈の同級生である牧野がマネージャー見習いで在籍

バンプロ…LizNoirの2名(莉央・葵)。TRINITIYAiLEは存在不明。

 

そして2つ目の時間軸が、公式HPに記載されている通りの年齢での現時間軸です。

idolypride.jp

受け売りですが以下の通り。

星見プロ…麻奈(19)、星見プロ新人10名が在籍。

バンプロ…LizNoir4名、TRINITIYAiLE3名在籍。

 

大きく分けると今見えているのはこの2つの時間軸ですが、

・星見プロ新人オーディション

・LizNoirの追加メンバー加入

・TRINITIYAiLEの結成

の3つの前後関係が不明だったりします。

 

君の名は。』で、瀧くんの時間軸と三葉ちゃんの時間軸が異なっていたのと同じように、IDOLY PRIDEにおいても今わかっているだけで2つの時間軸の物語が並行して繰り出されています。

ここをしっかり捉えておかないとよくわからんことになりそうなので、ぜひしっかり押さえてチェックしていきましょう。

 

 

ということで、今回はアニメを目前に控えた段階での興味深い点についてでした。

どう物語が動いていくのか………早くも1月のアニメ放送開始が待ちきれません。