流川運河のほとりに生えている木

「高尾奏音界隈のデイリースポーツこと弊ブログ」

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SIMPLY PRIDE #2 ~要約と設定の整理をしよう~

前回の第1話要約記事がけっこうアクセス良かったので、第2弾をやってみたいとおもいます。

コミカライズ等々、いろいろなところで明らかになっていることを複合していったほうがよりアニメの内容を理解しやすいと思いますし、今のところ他にそういう取り組みをしている人も見受けられないので。

 

 

 

2話のお話に入る前に

さっそく第2話「ここに立つその理由」の解説を進めていきたい………ところだが、ちょっと待ってほしい。

今回のお話をより理解するためには、コミカライズ「Beginning of Lodestar」の第3話後半を読んでおくといい。

comic-walker.com

(配信期限が1/30(金)までなので、以降は1/27(水)発売の単行本第1巻を買おう!
ちなみに、このブログは開設当初から非営利でやっているのでリンクは断じてアフィリエイトだとか回し者じゃないぞ!

www.kadokawa.co.jp

 

星見プロの門を叩くふたり

第2話はさっそく、星見プロの建物前で琴乃とさくらが衝突(物理的)するシーンから始まる。

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琴乃はオーディションを受けに、さくらは「胸がドキドキする方向に歩いていて」、それぞれその場所に来ていたようだぞ。

で、さくらはその後も「胸のドキドキ」に従ううち、なりゆきでオーディションを受けることになるんだ。

 

琴乃が午前中最後ということで、それなりの人数を面接しているようだ。

(琴乃の前に受けていた人はどうやら落ちたようなので、そこそこ倍率は高いと見ていいのではないだろうか)

 

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(琴乃を見て飛び去ってしまう麻奈を見て)虚空に向かって「あっ、おい!」と呼びかける牧野。どう見ても不審者か頭のおかしい人に見えてしまうので、ちょっと心配しているぞ。

 

そんなこんなで始まった琴乃の面接。

いきなり三枝さんに向かって「姉のことをずっとマネジメントされていたんですよね?私のことも同じように指導してください」と訴えかけるが………ちょっと待ってほしい。

この後の回想シーンで琴乃は麻奈のアイドル活動に対して拒絶を示していた…にもかかわらず、なぜ「誰にマネジメントされていたか」なんてところまで詳しいのか?

ここは後述するので、本日の気になりすぎて木になりそうポイントとして心に留めておいてほしい。

 

琴乃は志望動機について「長瀬麻奈の妹だから、VENUS PROGRAMの頂点に立つことを目標としている」と宣言。

また、「姉はソロだったから私もソロを希望する」とも。

いきなり協調性のNASAを見せつけていく!

だが、牧野からは「今回はグループで行く、条件が飲めないなら断ってくれてもいい」とそれを突っぱねるなど、のっけから真っ向に対立する形だ。

 

ここで、「なぜ牧野(というか星見プロ)がグループ活動にこだわるか」の背景を少々触れておこう。

そもそもIDOLY PRIDEの世界では、「グループ全盛の時代で、ソロでの活動はなかなかに不利」という共通認識がある。

麻奈ほどの才能があったからこそひとりで勝ち上がることができたし、遙子さんひとりでは流石に勝ち上がれなかったようだ。

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【IDOLY PRIDEの“一問一答”】第5回目:佐伯遙子(CV:佐々木奈緒)「私、人一倍アイドルが好きなんです」 – リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

遙子さんのことをソロで5年燻ぶらせてしまったという大いなる反省があるからこそ、今度はグループで行くということになったのではないだろうか。

 

ちなみに、実技試験はいくつかの項目で行われていたようで、琴乃は

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歌唱…◎
セリフ読み…△
ポーズ…○
ダンス…◎

とされている。
感情表現に乏しそうなので「セリフ読み」△はさもありなんだ。

 

そうして、琴乃の面接が終わりかけたとき……

事務所前をウロウロしていたさくらを面接受験者と勘違いし引き連れた遙子さんのエントリーだ!

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もう完全に事務員にしか見えないぞ!!!!!

 

しかし勘違いということがわかったにも関わらず、「胸がドキドキしたからオーディションを受けてもいいですか!?」といきなり飛び入り参加を申し出るさくら!!!!

しかも書類選考すっ飛ばしてオーディション受けて立つ気満々の牧野!!!!!

更に「胸のドキドキが『ここに行け』『あれをやれ』とか教えてくれて、うまく行かなかったことがないんです!」とトンチキなことを無邪気に畳み掛けるさくら!!!!!!!!!!

自身の勘違いが招いた乱入がどんどん重大になっていってしまいヤバくなる遙子さんの顔!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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大丈夫だ俺も同じ気持ちだよ!!!!!!!!!!!!!!!!なんだこりゃ!!!!!!!!????????

 

………と、そこでたまらず口を開く琴乃。

「ふざけないで、どれだけの子がこの世界に憧れて努力してると思ってるの?どれだけの子が、そのチャンスさえ得られずに………」と、震える拳を握りしめる。

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まるで自分がこれまでそんなふうにチャンスさえ得られずにいたかのような身振り口ぶりだな?
「そんなふざけた理由で入ってきて良い世界じゃない」とパンチラインを決めた琴乃だが、さくらは真顔で「ふざけてないよ」とノーダメージだ。
(これは琴乃キレてもいい場面だがよく耐えた)

 

そんないきなりわけのわからん登場の仕方をしたさくらに対し、牧野は琴乃の発言をフォローする形で同様にアイドルの世界の厳しさを説く。
(そして「事務所に所属したとしても売れる保証はない」という一言で流れ弾を食らう遙子さん………………………)

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それでも頑としてオーディションを受けることを曲げないさくらは、「君には何ができる?」と問われ「歌が歌えます」と。

ここまでははちゃめちゃな乱入だったが、その言葉の通り歌一本でその場を捻じ伏せる!!!!

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ちなみに、この「歌で捻じ伏せる」はかつて麻奈も星見市に訪れたバンプロの新人アイドルを前にしてやったことのある必殺技だ。

「Beginning of Lodestar 第3話後半」参照

 

麻奈と密接な関わりがある
・スカウトしマネジメントしていた三枝さん
・クラスメイトでアシスタントマネージャーだった上今も憑かれている牧野
・ずっと同じ事務所でその姿を追っていた遙子さん
・妹の琴乃
の全員が、異口同音に「麻奈の歌声にそっくり」だという感想をさくらの歌に対して抱くという異常事態に。

当の麻奈も、似ているという自覚はないながらも「あの子の歌声、なんだかすっごく気になって」と、琴乃の姿に驚いて一度は身を隠したにも関わらずわざわざ牧野のところに戻ってきていたそうだ。

 

こうして面接は幕を下ろし、琴乃とさくらは無事オーディションに合格することとなった。

(前半終わり)

 

琴乃とさくらの過去

後半では、琴乃とさくらの抱えるバックボーンが垣間見えてきたぞ。

 

このへんでは、まずさくらについて「あまり運動してこなかった」「両親から入所にあたって事務所側に”体のことについて”言付けがあった」というところを覚えておこう。たぶん重要だぞ。

また、琴乃が「麻奈の妹というポジションでいろいろ苦労があった」「喧嘩したまま麻奈が死んでしまった」というところも抑えておこう。

あとは、「Beginning of Lodestar」では琴乃は麻奈のアイドル活動に対して明確に反対を表明していたことも追加で覚えておくと良さそうだ。

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(このとき小6にしてこの重い女っぷりである)

琴乃の星見プロ情報のソースについて

最初の方で、本日の気になりすぎて木になりそうポイントとして「これほどアイドルとしての麻奈を拒絶していた琴乃がなんで三枝さんのことを事細かに知っていたか」というところを示しておいたが、ここでその話をしよう。

回想シーンで、「麻奈が遺した日記を見つけた」シーンがあった。

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琴乃は恐らく、「この日記の中身や、またはその他の遺品から、マネージャーが三枝信司という名前であり、長らくマネジメントを担当していた」という情報を得たのではないだろうか?

しかしながら一方で、「牧野がアシスタントマネージャーだった」ということは初耳のようす。

ってことはつまり、三枝さんのことは日記に書いてあったのに、牧野のことは書いてなかった…?

一体どういうことなんだろうか…?????

 

あとは、この日記からきっと琴乃は麻奈の遺志を継いだのではないかとも想像できるし、麻奈が「やり残したこと」を琴乃が叶えてくれた暁には麻奈は成仏できるかも、と言っているところも激烈重要ワードだ。

麻奈、未練が果たせず現世に残っていたんだね……………

 

星見駅前ステージ

続いて、「野外トレーニング」と称して、星見駅前で歌うことを命じられた琴乃とさくら。

この場所は因果律が非常に高まっているフィールドのようで、「この回には出てこない星見プロ残りのメンバー」が全員雑に映り込むミラクルが発生したぞ。

まずは、1話でも、歌い始める前の回想でもちょこっと出ていた琴乃の幼馴染、渚。

中高と一緒の学校に通う、琴乃の非常に、非っっっっっ常に数少ない友人だ。

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これまでずっとアイドルに関して否定的だった琴乃が、高2になった途端いきなり麻奈よろしく駅前で歌っている姿をじっと見つめて、「琴乃ちゃん……」と一言。

そのまんまるかわいい瞳に去来するものは一体何なのだろうか。

 

このあと、もうふたりあからさまに写り込んだのがこちら。

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怜(中央)と、芽衣(右)である。

ふたりがこの風景を見て何を思ったのか、そして(結局は星見プロに加入するとして)この後どういういきさつで加わることになるのかは、第3話のお楽しみとなるだろうか。

 

ここで先週使った関係図を持ち出すと、こうなる。

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しかしながら、こうして登場人物を順に追っていくのにお誂え向きの関係図である。

(それにしても、麻奈の存在を抜きにすればきれいに4-2-2-2のフォーメーション図に見えるなこれ。琴乃とさくらの2トップと、白石姉妹が形成する鉄壁の最終ラインに注目だ。)

 

警察に怒られる?の件

ちなみに、「警察に怒られないのか」という声もこのシーンにはあったが、実は既に怒られている。

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先述した、「星見市を訪れたバンプロの新人を麻奈が歌で捻じ伏せた」ときに、既に一度交通への支障ということでお叱りがあったのである。なおこのときの言い出しっぺは牧野。(内容としては、その後この模様を撮った動画があげられてバズったから結果オーライ、というオチになっている)

ところが、ここでは表面的には星見プロに対して怒られが発生しているが、実はこのときもっと重罪を犯していたのはバンプロの新人のほうである、ということを声を大にして言いたい。

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こんなふうに登場し、街の人からは「星見市くんだりにわざわざ宣伝に来るなんて力が入っている」などと言われている。

しかし、このトラックが停車している場所を見てほしい。

こちらはモデルと見られる位置(金沢八景駅前)のマップだが、いろいろ考証を重ねるにどうもこの位置に停めているように見受けられるのだ。

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駅前の、それも片側一車線しかない、なおかつ隣の車線がすぐ右折レーンという危険極まりない位置への堂々とした駐停車である。

しかもこの位置駐禁ですよ奥さん!!!!!!!

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道路交通法によれば5分以内であれば「駐車」ではなく「停車」ということになり駐禁違反にはあたらないほか、そうでなくても事前に所管の警察署長の許可を得ていれば違反にはならないそう(大手のバンプロのことだからそのへんちゃんとしてるのかもしれない)だが、とはいえ単純に邪魔!俺が車で出くわしたらキレるぞ!!!!!!!5分以内とはいえ道塞ぐんか?なあ???

道路交通法周りの出典:車に乗っていてもNG? 駐車禁止の「誤認識」が横行する理由 - 自動車情報誌「ベストカー」

 

ということで要約の記事なのに思いっきり余談をしてしまった………だがそれくらい俺はおこている……………

 

と、めちゃくちゃ脱線したわけだけど、そんなわけできっと星見プロと管轄警察署との話はついているものと思われるし、何より一般通過市民からは好意的に受け取られているのが見て取れるので、琴乃とさくらの「野外トレーニング」には何ら支障はないものと見ていいだろう。

 

入寮、そして仲間たち

第2話の最後では、琴乃とさくらが寮に初訪問する。

先に4人の同僚が、既に同じ寮にやってきていた。(同僚だけに同じ寮ってね| ᐕ)⁾⁾)

 

玄関先で荷物を整理していたのが白石沙季さん。

千紗ちゃんのお姉ちゃんであり、”この時点では”最年長の高3。(まあ当然遙子さんの20歳が最年長だし最終的には入寮するはずなんだけど、この時点で遙子さんがここに加わることになっているのかどうかはわからないのでこう表現しておこう)

生徒会長も務める几帳面なしっかり者で、「この中では最年長」ということも自覚し率先して荷物整理に精を出しているあたり模範的な性格が伺えるぞ。

昔からアイドルに憧れていたということで、LJKのこの年に夢への挑戦だ!

 

そしてその横にいるのが我らが白石千紗ちゃん!!!!!!!!!!!

お姉ちゃんと仲良しの、内気でホラー映画好きな高校2年生だ!!!!かわいいね!!!!!!!!!

お姉ちゃんと一緒にいたいから、という理由でオーディションを受け、一度は落とされてしまう(←オイ千紗ちゃんになんて思いをさせてるんだ、ことによっては一生許さんぞ)も、後日見事加入を勝ち取り不死鳥のごとく舞い戻ったぞ。

 

続いて出てきたおもしろ気品高いお嬢様が成宮すずですわ~~~~~~!!!!!(超絶高飛車口調)

部屋に甲冑とか隕鉄とか飾ってしまう成金趣味高貴なご趣味をお持ちのすず様。

麻奈を崇拝している割に、寮を訪れた琴乃の名字を聞いて他のみんなが「あっ……(察し)」となっている中ひとり何も気づいていなかったのはご愛嬌わよ!

 

そして最後のひとりが兵藤雫。

元々アイドルのポタクで、現場でも一目置かれる存在だったらしい。

それがこうしてアイドル側になるっていうんだからすごいもんだ。

俺も現場で一目置いていた側になって「あいつアイドルになってんじゃん!!!!ぽまいら集合汁!!!!!!」って言って現場に駆けつけるタイプのオタクしてえよ。

ちなみに、リボンでわかった人もいるかもしれないが、白石姉妹とさくら、そして雫は同じ学校である。

雫が1年、千紗・さくらが2年、沙季が3年。

同学年のふたりは学校でも一緒にお昼を食べたりしているみたいだ。(リンク先要会員登録)

community.idolypride.jp

 

ひとりひとりの相互関係も既にあちこちで見受けられたりするので、そっちもチェックしていくと更に深みが出るぞ。

 

こうして始まろうとしている寮生活。

牧野も離れの小屋に追いやったことで、いよいよこれから星見プロのみんながどんな生活を繰り広げるのか楽しみだ!

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ルンバに追いかけられるさくらかわヨ

 

ということで、現在入寮しているのが以下の通り。

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4バックと2トップが揃った形となる。中盤の補強が急務だ。

 

ということで、いよいよ動き出した新生星見プロのストーリー。

続く第3話も見逃すな!!!!!!