IDOLY PRIDE第5話「別の光 同じ気持ち」考察#3 ~星見プロ、ついにデビューへ~
第6話放送まで2時間を切ってしまった…………
今回は、やや俯瞰したところからのお話です。
ようやくスタートライン
というのも、実はここまでのいわゆる「衝撃展開」って、昨年11月のイベントのときに既にバラされていたんですよね。
そのへんも含めた真のイベント振り返りは時間があればまた別にやるとして、
・麻奈のカバー曲
・ゲーム化
・12週連続新曲配信
・6週連続CDリリース
・ユニットが分かれるということの示唆
あたりが確か社外秘の機密事項ということで公開されていたと記憶しています。
第5話終了後に公開された「Fight oh! MIRAI oh!」までの新曲も、全てイベント内で公開済みでした。
そういった意味では、イベント参加者が持っていた残弾は、ここに来てようやく使い果たされたと言えます。
2月半ばまで引っ張れるだけの重要要素を持ち帰らせてくれたと考えると、かなり豪勢なおみやげだなあと今になってみれば思います。
ですが、だからこそここからが本当の腕の見せ所とも言えるでしょう。
「これはただのアイドルアニメではない」という大層なキャッチコピーを掲げてはいますが、残念ながら今のところは「う~ん、ただのアイドルアニメ!w」というのが率直な感想です。
いや、単純に星見プロのみんなが動いているのを見られるだけで嬉しいですし、こうして毎週毎週最新話が見られるの自体もとてもありがたいことなんですよ。
ただ、それはプロジェクト発表当初から追っている立場としての親心というところや、我々にとって高尾奏音史上最大のタイトルだという期待も含めての評価なので。
一般大衆に広く受けているかというと必ずしもそうとは言い切れないです。
次回予告から、ようやくVENUS PROGRAMの全貌というか、IDOLY PRIDEにおけるアイドルが身を置く世界の片鱗のようなところが伺えました。
\🎥第6話放送まであと3日/
— IDOLY PRIDE アイドリープライド|TVアニメ放送中 (@idolypride) 2021年2月11日
TVアニメ第5話「別の光 同じ気持ち」ダイジェスト映像を公開!
第6話「かけがえのないステージを」では、2グループがデビューライブを披露✨
2/14(日)23:00~ABEMAで先行放送
視聴予約はこちら▶️https://t.co/sFOaYuV4zj#IDOLYPRIDE #アイプラ pic.twitter.com/LSKOAgD9r9
動画最後の方の、天動瑠衣が記者会見受けてるところなんて背景にスポンサー名まで入ってなんだかサッカーの試合みたいでワクワクしてくるじゃないですか。
ここからが本当のスタートだと、そう期待してやみません。
点と点が繋がっていく
第5話までを経て、だんだんとこれまでの曲の歌詞に込められた本当の意味が見えてきたような気がします。
公開当初から「これは非常に示唆に富んだ歌詞だ」と勝手に騒いでいた「Shine Purity~輝きの純度~」も、本当にその通りの意味を持ってここに繋がってきました。
「眩しい太陽 静寂の月夜 何を選ぶの?もう決めたの」というところから、「星見プロは『太陽』『月』のどちらかを選び取るような展開になるのではないか」と、昨年1月(もう1年以上前である)の記事で言及していたところ、その通り『太陽』と称されたさくらと『月』と称された琴乃の2グループに分かれました。
また、昨年8月末の「サヨナラから始まる物語」の考察では、「君と(君と)」の歌い分けの組み合わせがそのまま5人5人の2グループになるのではないかと言っていたら本当にそのとおりになっちゃいました。
最初の最初から既に物語の展開が決まっており、明らかにそこから逆算されている作りになっているというのがおわかりいただけるでしょうか。
ということは、逆に「これまでの歌詞でまだよくわからない部分」であったり、「これからの新曲で出てくる歌詞」にも何か込められているのかも?と考えることもできますね。
ここからは自分にも想像がつかないことばかりなので、みなさんもぜひそういった感じでこの先のお話の予想をしてみてくださいね。
プロジェクトの”本音”、ゲームが徐々に迫っている
これは先日発売されたリスアニの内容なんですが、対談の節々に「原作」「アニメ」「ゲーム」といったワードが頻出していました。
今までそういった言及はなかったので、個人的にはいよいよ本音の部分を出してきたなという気持ちです。
というのも、そもそもプロジェクトの発足段階から、サイバーエージェント(IDOLY PRIDEのプロジェクト自体の出資元でもある)のプレスリリース方面だったり、業界インタビュー方面だったりで「既存のマネタイズスキーム(いわゆる円盤商法)にとらわれない新たな形」という触れ込みで、最初の最初から「ゲームによる収益での投資回収」ということが公言されていたからです。
確かに公開されるゲーム映像や、ゲームのシステムを用いた4KMVなどは非常に質が高いものです。
とはいえ、世の中いくら出来上がりの質が良くても中身が見向きもされなきゃ売れない例なんて至るところにあります。
そうして散っていってしまった有象無象のコンテンツの二の舞にならないことを祈るしかないですが、現状ちょっとそれが心配ではあります。
このへんの、どれだけ人を集められるかはファン側ではなくプロジェクト側の責任範囲だと思いますが、放送開始前のバラマキキャンペーンやらなんやらが結実しているとはとても思えませんし(そのせいで懸賞垢のモノマネができるようになってしまった)、アニメもアニメでいまひとつ火が付いているとは言えない状況が続いています。
ここから先の展開でどれだけ巻き返せるかにも注目していきたいですね。
というわけで、第5話までの時点でのお話をしていきました。
「星見プロがデビューする」という第6話を前に、”本音”の部分がリスアニで滲み出てきたのは偶然ではないでしょう。
ここから真の意味で始まっていくIDOLY PRIDE。
引き続き、目が離せません。