流川運河のほとりに生えている木

「高尾奏音界隈のデイリースポーツこと弊ブログ」

\( 'ω')/ヘーイ 高尾奏音さんの情報・イベントレポに関しては日本一を自負するブログです。

アニメIDOLY PRIDEの総括と今後への期待 月のテンペスト編

ということで、アプリ公開からちょうど1ヶ月が経ってしまいあまりにも遅くなってしまった第2弾です。

今回は月のテンペスト

 

 

 

長瀬琴乃

「麻奈の妹」ではなく、「長瀬琴乃」として頂点へ

紛れもなくアニメストーリーの中心人物であった琴乃。

2話3話あたりの時点の弊ブログでは「”お姉ちゃんのせいで””沙季さんが作ったルールが厳しくて”と、問題をなにかと他責にしたがる傾向がある。そこから一歩踏み出す姿が見たい」というような話をしていて、作中でもNEXT VENUSグランプリを前に莉緒から「あなたが長瀬麻奈の妹である限り勝てない」という似たようなキーワードが飛び出していたのですが、その後の展開は見事に期待通りのものとなりました。

月のテンペストのリーダーという役目を果たす中、ずっと背負い込んでいた「song for you」を歌うという目標をさくらに託し、共に歩む仲間たちから他の誰でもない「長瀬琴乃」自身として受け入れられたことで、麻奈の幻影に縛られた状態ー莉緒の言う「長瀬麻奈の妹」である状態ーを卒業し、琴乃自身としてLizNoirに立ち向かいそして勝利を収めました。

 

ユニット編成の絶妙さ

琴乃についての個人的な見解なんですが、星見プロが5人5人に分かれるケースにおいて月ストサニピの分け方って特に琴乃目線で見たときに絶妙なんですよね。

特に、「麻奈の心臓と歌声を持つさくら」「琴乃が遠ざけていた”アイドルとしての麻奈”を一番近くで見ていた遙子」「お姉ちゃんが存命の千紗」の3人が琴乃とは別のグループというところが肝かなと思っています。

これらの要素って琴乃にとってはどうしたって手に入らないものなんだよなぁと。

麻奈要素に関しては月ストのなかでは大ファンのすず・幽霊姿が見える芽衣が関わってきますが、すずは別段「麻奈の妹」という見方で琴乃に接してはいませんでしたし、芽衣に対しては麻奈本人が釘を差していたおかげで特段の問題はありませんでした。

そこに琴乃の大親友である渚と、”お姉ちゃん”である沙季が入った月スト…という編成の妙があったからこそ、琴乃は「唯一無二の自分自身」を仲間とともに見つけ、NEXT VENUSグランプリを駆け上がることができたのではないでしょうか。

 

アプリで期待したいこと:琴乃の交友関係

そんな琴乃の見てみたい面としては、星見プロ内をはじめとした他者との交友関係です。

公開されているイラストでちょいちょい気になる部分が既に出てきています、

特に千紗ちゃんとは同い年ながらアニメではなかなか絡みが見られなかったので、同じ妹としてどんな付き合いをしているのかが見られるといいなと思っています。

また、渚に(が)ベッタリなところもありますが、そうじゃない部分ではどういった振る舞いをしているのか、その素顔が見たいですね。

 

伊吹渚

琴乃を想い、同じ舞台へ連れ添って

琴乃が星見プロのオーディションを受けると聞きつけ、こっそり自らも応募していた渚。

そうは言いつつもしっかりと合格が出るだけの評価を与えられてオーディションを通過しているあたりは実力者なのでしょう。

実は星見プロに加入することが決まっているにも関わらず、3話冒頭ではそんな素振りも見せずに沙季に対する琴乃の愚痴を聞いています。なかなかに食わせ者。

その後、正式にメンバーの一員として迎え入れられて以降は、いつも琴乃に寄り添う姿が見られました。

8話では、琴乃が莉緒に挑発を受けた際に琴乃に代わり怒る場面や、NEXT VENUSグランプリへの意気込みについて思い悩む琴乃に対して月ストのみんなの思いを代弁して伝えたりと、コミュニケーション能力に乏しい琴乃のアウトプット・インプットをサポートする献身性が発揮されています。

また、アニメではなくコミカライズのStage of Asterismのほうでは、グループ内の他者に対して心酔しているという意味では似た者同士のTRINITYAiLEの鈴村優に対してコンタクトを取り「アイドルとしてのあり方」を問うた場面が見られたのも興味深いポイントでした。

 

個人的には、初登場回で琴乃の代弁が過ぎる印象を受けてちょっと心配していたのですが、決して害にはならない範囲をよく理解して立ち回っており、月スト全体の縁の下の力持ちになる姿が見られたのでとても良かったと思います。

 

アプリで期待したいこと:琴乃以外との絡み

どうしてもアニメは尺が物足りなく、渚に限らず各々の描写が画面の端で行われがちでした。

そんな中で渚のどんな姿が見たいかというと、琴乃以外とどんな関係で過ごしているのかというところです。

当然アニメでもちょくちょく描かれてはいましたが、より深く、より明確に他の子達とはどういう付き合いをしているのかを知りたいなと思っています。 月スト内でもそうですし、星見プロ内、マネージャーの関係は、ファンとの関係は………などなど、渚を取り巻く人間関係がもっと見たいです。

 

成宮すず

”成宮家”から飛び出し、そしてその名を広く世に知らしめる

お金持ちの家に生まれ育ったすず。

憧れの長瀬麻奈と同じ事務所に合格し、親元を離れて寮生活へと身を投じました。

「簡単にトップになれそうだったから」などとぬかしており、畏れ多くも「星降る奇跡の後継者」を自称していましたが、それらは決してアイドルを軽く見ていたがゆえの言動だというわけではなかったようです。

日々のトレーニングに音を上げるどころかむしろ「これぐらいやらなければ」と朝から晩までみっちりの日程プランをグループ内で提案していた場面もあり、こう見えてストイックなのかも?という一面も見受けられました。

ポンコツなところや、芽衣に絡まれる場面が目立ちましたし、本人も表には全く出してきませんが、家族の認めなしにアイドルを志してオーディションに合格し、母親からカードを止められながらも夢に向かって猪突猛進を続けているあたり、実は新人アイドルの頂点に立つための厳しいトレーニングでさえも「簡単」と言ってのけられるようなとんでもなく根性のある人間なのかもしれません。

とはいえこの辺も結局明確に描かれているわけではないので、あくまで推測でしかないんですけどね。

 

そんなすずも、「簡単にトップになれそう」なんて言っていながら優勝を決めたあとには人目も憚らず大号泣していました。

そんな正直なところも愛される所以と言えましょう。

湯水の如く金を使われながら大事に育てられた家族からはアイドルという道への理解をもらえず離れ離れになってしまい、しかしながらそれでもアイドルとして歩む道の先々で”成宮家”という自らの生まれ育ちを誇示する姿勢。

そこには少なからず家族に対する感謝と、その育ちに対する誇りが伺えます。

これもまたPRIDE、というところでとても好きなポイントです。

 

アプリで期待したいこと:その生い立ちと、彼女のファンと

すずが言う”成宮家”の威光は正直アニメではほぼ見受けられないところでした。

コネでもらってきたという麻奈のサインは偽物だし。

でも一方で、朝から晩までみっちりのトレーニング日程を提案するほどの豪胆さが彼女にはあります。

全くもって見えてきてはいない部分ですが、本当に成宮家はすごい一族なのかもしれないという可能性の片鱗は見えているので、すずがどのような環境で生まれ育ち、アイドルを志すに至ったかという前日譚はぜひとも見てみたいところです。

 

また、しきりに「エゴサしても出てこない」「わたくしは空気扱い」というような話が見られていますが、果たして本当にそうなのかが気になるところです。

この4コマでも「推し」と言ってくれている人がいるというのに。

空気なんてことないよ、というストーリーで心温まりたい。

 

早坂芽衣

”唯一無二”の麻奈の親友

放送の1年近く前から公開されていた関係図において、芽衣→麻奈の矢印に???とありました。

(改めて見てみると、この図がアニメ放送前に大胆に公開されていたという事実に驚きを隠せない)

その???ってなんだろうな、という想像をしていた頃が今となっては懐かしいですが、なんと芽衣には麻奈のこと(というか幽霊全般)が見えるのでした。

もちろん、高い身体能力を持ちつつ持ち前の愛嬌や奔放さで星見プロに新しい風を吹き込むニューアイドルとしての活躍も折り紙つきのところではありますが、アニメで登場していたたくさんのアイドルの中で唯一麻奈とコミュニケーションが取れる存在、かつ麻奈からしてみれば唯一の同性の話し相手ということで、かなり重要なポジションを占めることとなりました。

 

また、嫌味なく距離感を詰めていきスキンシップを取ることで、琴乃を中心にともすればおとなしくストイックになってしまいそうな月スト内の雰囲気を一段、二段明るいものに変貌させる大きな役割も担っていました。すずにベタベタしたり、琴乃にもグイグイ行ったり。

 

アプリで期待したいこと:アイドルとしての向上

牧野からのスカウトによりアイドルという身分になった芽衣

星見プロの仲間との出会い、そして麻奈との出会いと別れを経て、その後の”アイドル早坂芽衣”は一体どのような道のりを歩んでいくのでしょうね。

誰かを愛し、愛されるというアイドルに必要不可欠な要素については天性のものをもつ芽衣が、それを生業として生きていくにあたりどのようなドラマが待っているのか、その点が注目です。

 

白石紗季

絵に書いた優等生としての18年から、夢に見たアイドルのステージへ

品行方正、成績優秀、高校では生徒会長を務めるという絵に書いた優等生であった紗季。高校最後の年に、夢であったアイドルの道を志しました。

その誠実な人柄は星見プロ内の規律の形成に大いに貢献しており、個性豊かな10人による寮での共同生活の土台を作り上げる役目というところは表立っての描写こそはないものの、MVP級と言っても過言ではないでしょう。

ひとりひとりのそれぞれの活躍も、日々の生活基盤の安定と、そこから生まれる積み重ねがあってこそです。

 

アイドルとしても安定し(過ぎ)たパフォーマンスを発揮しているようで、そして生来のお姉さん気質ということで、奔放な芽衣とすずを抱える月のテンペストの中でも最年長としてバランスを取れる存在です。

 ↑安定しすぎたパフォーマンスの一例

 

アプリで期待したいこと:いつものあのなんか不思議な猫(?)ちゃん

そんな元サッカー日本代表長谷部誠のような高度な規律と人格を持つ紗季ですが、対外的にはとてもしっかりとした姿が見える一方で、とんでもねえヤバセンスの持ち主でもあります。

妹の千紗ちゃんからは「いつものあのなんか不思議な猫(?)ちゃん」と呼ばれ恐れられる謎の猫のキャラクター。

割と至るところで目にすることができ、その各地で異様な存在感を放っています。

彼(?)は一体何者なのか、果たしてその正体が明かされる日は来るのか………?

そして紗季はなぜこれほどまでにこの猫(?)ちゃんのことが好きなのか………?

 

他にも、品行方正な白石姉妹を育てた親御さんはどんな方々なのだろうとか、紗季がアイドル好きになったきっかけをより詳しくとか、よりパーソナルな面が知りたいなと思っています。

 

 

というような記事を書き溜めていたらあれよあれよといううちにアプリリリースから1ヶ月が経過しました。

個人的にはのっけから非常に満足度が高く、なによりずっとやりたかった「俺のIDOLY PRIDEでは千紗ちゃんがぶっちぎり一番人気」というプレイングが可能だったのでそれだけで大満足です。

ここで書いてきたような気になる部分もさっそく言及されていたり、新章の東京編もなかなかに波乱含みの幕開けを迎えていたりと、引き続きアツい展開が見られています。

まだまだこれからという感のあるIDOLY PRIDE、もっともっと広まっていくといいなと思います。