【2/11OPEN】南柏天然温泉 すみれ プレオープン訪問記
(Vol.1はこちら)
(個人の感想とここのところ超絶真剣考察記事ばかり書いていた反動でのあまり何も考えない息抜きという側面が強い記事なので話半分に聞いてくれると嬉しい)
(けっこうディスってる部分があるから先に謝っとくごめんね)
南柏に温泉が湧いたぞ
かねてから噂されていた、国道6号沿いの旧住宅展示場跡地(旧PAT流山・現アクロスプラザ流山の隣)に温泉施設ができました。
https://minamikashiwa-sumire.com/
柏で近隣のスーパー銭湯を強いて挙げるなら、大山台の極楽湯や増尾の健美の湯になるでしょうか。
どちらからもすみれからは5km程度離れており、まさにスーパー銭湯の空白地帯となっていた位置に出店したと言えましょう。
地下からの温泉に、サウナにはオートロウリュ付き、そして5種類の岩盤浴と、スペックだけ見ればまさに令和最新版、今求められている最新のトレンドを十分に満たしているということでかねてから熱視線が注がれていました。
そんなすみれが、明日2/11のオープンを前にプレオープンを実施ということで、退勤後にすぐさま駆けつけてきました。
あまりおおっぴらに宣伝がされていなかった上、なんでもないド平日にもかかわらず、非常に多くの方が詰めかけており、駐車場を停めるのにも、立体駐車場をだいぶ上まで登っていく必要がありました。
正規価格は、
大人平日¥780 土日祝¥900(中学生以上)
小人平日¥380 土日祝¥480(4歳~中学生未満)
幼児平日¥100 土日祝¥100(3歳以下)
(岩盤浴は+¥620で敷きマットと岩盤浴衣付き)
とのことですが、この日はだいぶお安く入れました。
自分は入浴¥300、岩盤浴¥500、レンタルタオルセット¥250で合計¥1,050を払い入館。
(正規価格では入浴¥780、岩盤浴¥620、レンタルタオルセット¥250で¥1,650のところでした)
ここからが本番ですが、冒頭で挙げたのだ温泉ほのか(自分としては柏とその隣街エリアの中ではスペシャル・ワンだと思っている)と、ここらでは最もポピュラーと言える極楽湯柏店を引き合いに出しつつ進めていきたいと思います。
行ったことのある方は、そちらを思い浮かべてみると理解しやすいかもしれません。
洗い場
洗い場は左右に仕切りがついており、横幅は2人分くらいで、足を思い切り広げてもぶつからない程度には十分確保されていました。
ただ、ひとりひとりに割り当てられるスペースのゆとりの有無で考えると、ほのかに軍配が上がるなと思いました。
スペース自体は 極楽湯<すみれ<ほのか だと思いました。
シャワーは、どこのスーパー銭湯にもある標準的な一定時間流れるやつ。
ここについては優劣特になしですね。
続いてアメニティ。
シャンプー・リンス・ボディーソープの3種類が用意されており、まずリンスインシャンプーじゃないところはよかったです。
銘柄をど忘れしてしまいましたが、安っぽくないそこそこよいシャンプーでした。
ただ、個人的にはほのかのDHCアメニティのほうがいい匂いだと思ったので、ここは
極楽湯<(リンスインシャンプーの壁)<すみれ≦ほのか としましょう。
可もなく不可もなし、と言った感じでした。
風呂
続いて、スーパー銭湯の命とも言えるお風呂について。
内湯には、
・白湯兼ジェットバス
・薬湯
・水風呂
の3箇所がありました。
個人的には、薬湯があるのはなかなか良いなと思いました。
露天風呂は、
・天然温泉 ・天然温泉(あつ湯)
・うたたね湯
・炭酸風呂
の4種類。
天然温泉は、この一帯で非常によくあるしょっぱいタイプの泉質です。温泉そのものに関してはこのエリアだとどこも大差ないでしょう。(いきなり硫黄泉とか湧いてきて欲しさはあるけど夢のまた夢である)
うたたね湯はこの辺では手賀沼温泉にあったかと思いますが、ここで確保しているのは好印象。
炭酸風呂はなにやらファイテンとコラボしているのと、どでかいテレビがあったのが印象的です。
うたたね湯と薬湯は明確な特徴と言えますが、ほのかにはつぼ湯があったり、極楽湯には電気風呂があったりと一長一短あるので、個人的にはあまりここで優劣はつかないかなと思いました。
サウナ
続いてはサウナ。
普通のサウナとよもぎ泥塩サウナのふたつがあります。
よもぎ泥塩サウナは、これもよくあるミストサウナで読んで字のごとくよもぎを焚き、備え付けの泥パック(シャンプー容器に入っていた)を顔に塗り、塩を体に塗って入るタイプのやつです。
(個人的には興味なしというのと、それはそれとしていわゆる昨今のサウナブームの中ではこういうスチームサウナってあまり注目されないですよねそういえば)
本題の普通のサウナのほうですが、近辺ではストーブ式も多い中、すみれではストーン式。
そしてここで「熱風オートロウリュ」という、この辺では聞き慣れない令和最新版設備が登場しました。
どんな装置かというと、一定時間で水が自動でサウナストーンにかけられ、そこに装置から風を送り込んで疑似ロウリュを行うというものです。
自分が浴びたときは、15分ごとに作動ということで待っていたらテレビの時計で43分に作動開始し、そこから47分までの4分間ほどずーっと熱風がサウナ室に送り込まれていました。その間サウナストーン両脇のランプが赤く点灯するので、それが作動中の目印です。
確かに温度が上がるし熱風もやってきますが、4分ずっと浴び続けているとメリハリがないものだなあとも思いました。
とはいえ近辺では唯一無二ということで、何もないよりはマシ程度の評価をしておきましょうか。
サウナそのものは、
極楽湯<すみれ<<ほのか(ストーンがある上人力ロウリュがあるため)
と行きましょう。
次に水風呂……の前にちょっと気になった点。
ビート板みたいなタイプのサウナマットが置いてありますが、「洗って返してください」との記載がありました。
中に入れば座面には毛布タイプのマットが敷いてあるので直接座ればいいんですが、取っていくマットがあるのに使わないのはなんだか引っかかるし、使ったら使ったでその後洗って返してルーティンに入るのはちょっと取り回しが悪いしでなんだかなあと思った次第です。「使用後はこちらに」に放っておけるとベストか。
では水風呂のお話に戻りましょう。
すみれは腰の高さまではあるものの、4人入ればいっぱいという感じ。比較対象にしている2店舗がそこそこ広い水風呂を持つだけに、ちょっと狭いかもなと思いました。
水温も10℃台後半ということで、物足りなさを感じる方も多いかもしれません。
(自分としては末端冷え性で15℃あたりからは足が冷えて浸かっていると痛くなるのでこれくらいがちょうどよい)
広さで言えば、
すみれ<<極楽湯<ほのか で、
水温は
すみれ<極楽湯<<ほのか といったところでしょうか。
サウナ絡みのお話で、ラストは外気浴。
すみれでは外に、籐編の寝転がれるやつ4台と、同じく籐編の椅子3脚がありました。
他2つがプラ椅子だったりすのこ雑魚寝だったりするのですが、籐編のやつは体をより優しく包み込んでくれるので非常によいです。
ただ、絶対数がそれほど多くないので、しばらくは平日の空いている時間に行くのが良いかもしれません。今日も19時ごろはほぼ埋まっていました。
外気浴は、
ほのか<極楽湯<すみれ としました。
最近IDOLY PRIDEで寝不足だったこともありますが、今日のサウナはかなりキマった感じがありました。
サウナ目当てで行くのであれば、このエリアの中では有力な選択肢となると思います。
(あくまでこのエリアではの話。だって江戸川越えると真のTier1があるんだもの、ちょっとやそっとじゃ歯が立たねえって)
岩盤浴
すみれに注目していた一番の要因でもある岩盤浴。
地域ではほのかの9種類に次ぐ5種類を揃えるということで、個人的には大変期待をしておりました…………
が、結論から言うと、正直ハードルを高く上げすぎたのか、却ってがっかりしてしまいました。
1つめが「熱響の間」という、50℃程度の部屋。
サウナストーンがあり、ロウリュを楽しめるだけでなくその間中音楽が流れるという、曰く「ミュージックオートロウリュ」。
サウナストーンがある岩盤浴ということで、ほのかでいう「炉」と似た構造です。
毎時0分と30分に音楽が流れるということでその時間に合わせて入ったところ、案内音声が流れたあとにランダムで人気の音楽が流れ、それと同時にサウナストーン目がけて水が放たれ、部屋中の天井の通気孔から風が吹きロウリュが行われるというものでした。
そのときは[Arexandros]の「ワタリドリ」が流れたんですが、日替わり・時間替わりでその他にも「炎」とか「夜に駆ける」とかが流れるみたいです。選曲が若いな。
「夜に駆ける」と言えば、弊ブログで今最もアツい令和最高アニメーション「IDOLY PRIDE」に登場するスーパーアイドル長瀬麻奈(CV:神田沙也加さん)が歌うカバーがあるのでぜひ聴いていってね。(流れるような宣伝)(筆者が伝えたかったこと)
で、その「ミュージックオートロウリュ」。
最初はおお?って思ったんですが、特にぶっ刺さるわけでもない曲(アレクサンドロスすまんな)をフルで流されて、かつ熱風も1分でマンネリになってしまい、その上音質がそれほどいいわけではないので別に……という気持ちになってしまいました。
立川の爆音上映並み、とまでは行かずとも、せっかくこういう施設なんだからもっといい音を聴かせてくれるといいのになと思います。とはいえ高温多湿の空間だと難しいか、そりゃそうか。ごめん。
2つ目が、これまたファイテンとコラボしているという「蒼鈦(そうたん)の間」。
「鈦」って字読めね~~~って思ったら、「チタン」を意味するんだそうです。ファイテンの首につけるやつみたいなのが床石に使われてるみたいです。
………が、ここ正直イマイチでした。
なぜかというと、照明が若干明るいのと岩盤浴だって言ってんのに実態は「天井から空調で熱風を放出して温めてる」部屋だったのと、そのせいでゴォーっという風の音が常時聞こえてきて目も耳もうるさいんですよ。
岩盤浴って静かで暗い、かすかに間接照明とかあっていい感じの室内でジッと横たわるのが基本スタイルだと思いますし、そんな空間で横になってリラックスできるところがよさなのにそこが阻害されちゃってるんですよね。
あと、接した床面からのジワジワとした暖かさプラス身を包むポカポカ感がいいなと思っているのに、この部屋はとにかく天井から熱風が来るのでそのへんのコンフォートゾーンを遥かに超えて暑いんですよ。
まあでも、空調に関してはコロナ禍ということも考えれば致し方ないのでしょうか…。
続いて3つ目は「石癒(いやし)の間」。
ここはNot for meの最たるものでした。
明るすぎて真っ昼間ですよ。
夏休み最終日間近、眠い目をこすりながら、うつらうつらしながら徹夜で宿題をやり終えてようやく寝られるぞってときの朝の日差しくらい安らぎを阻害されてゲームセットです。
4つ目は「瞑想の間」というストレッチなどにも使えるという広い部屋なんですが、やはりここも部屋の壁のうち一面がガラス張りで外から光が入りまくりでリラックスには程遠い。
5つ目が冷却室の「氷碧の間」なんですが、ここ冷却室と言いつつ室温19℃とかなんですよ。入って一瞬涼しいかと思いますが、すぐにそうでもなくなっちゃいます。
いやまあ他が軒並み40~50℃なのに比べればいいですが、19℃もあると冷却通り越して適温です。10℃台前半にならん?ならんか…
今の時期なら、岩盤浴エリアを出て食事処の外のテラスまで駆け抜けたほうがまだ冷却できます。
いや~、ここまで何もかも好みに合致しないとは…。
良かった点としては、各部屋の入口の上に液晶がついていて現在の温度がわかるところです………って、液晶に騙されたけど温度だけならほのかでもデジタル表示あったわ。
あとは、コーヒー飲み放題ということでしたが、夜にコーヒー飲むと寝られなくなるので飲みませんでした。あと、岩盤浴から出てきたときに何飲みたいかってお水だよなあと。そういう意味では極楽湯のほうが(怪しげな水素水サーバーだとしても)ニーズを掴んでくれています。
もうちょっと明るいうちから長居するのであれば非常にいいサービスなんだろうなとは思います。
また、岩盤浴エリア限定の漫画コーナーもありました。
詳しくレパートリーを見てはいませんが、少なくともジャイキリとアオアシを揃えているあたり、最低限ここが誰のホームタウンなのかはご存知のようでよかったと思います。
ということで、岩盤浴については
(すみれ<<<<<)極楽湯<<<<<ほのか でした。
すみれが上回るとまでは行かずとも、せめて健闘するのであればわざわざ野田まで行かなくてももっと気軽に岩盤浴楽しめるのに…………というところに大いに期待していただけに残念でならない!!!!!!!!!!!
食事
食事はなかなかよかったです。
ハンバーグ定食を食べたのですが、石焼で出てきてファミレスの量産型ハンバーグ以上のものはあったと思います。(惜しむらくは斜向かいにびっくりドンキーがあるので、流石にそこには敵わないであろうというところ)
ただ、及第点は出してきつつもメシだけで人を呼べるほどではないかなと思うので、その点やはりほのかのほうが一枚上手かなと思います。(ほのかのジンギスカン丼に鶏皮ザンギ…………思い出すだけでお腹が減る)
食事に関しては
極楽湯<<すみれ<<ほのか としましょう。
館内施設
最後に館内施設について。
リラクゼーションコーナーがあり、ハンモックやらソファやら、テレビ付きのリクライニングチェアやらがあまり見たことないレベルでいろいろ揃っていました。
あと、すみれは全館共通して床がふかふかなのは非常にいいと思います。
この点は 極楽湯<<<ほのか≦すみれ くらいの感じでしょうか。
あと、比較対象としては3店舗とも漫画を揃えているのですが、冊数は
すみれ<ほのか≦極楽湯 って感じですかね。あまりスーパー銭湯で漫画読まないのでアレですが。
あとは、この記事現地で書こうかと思ってChromebook持っていったんですが、いい感じのスペースが食事処にしかなく、かつ結構混んでいたので実現ならず。
その点、ほのかの2階上がったところの机は神なんだなあと改めて感じるところです。
まとめ
いや~~~~、兎にも角にも個人的には岩盤浴が惜しかったです。
サウナもこの近辺では最高に近いんですが、自分の中ではそもそもそこって平均点が8のところで9か10が出てるってだけで、それをもって他の追随を許さないかというとそうじゃないんですよね。それに、9か10出たところで草加までちょっと足を伸ばせば10どころじゃ済まないのがあるし。
岩盤浴はサウナの採点とは別にボーナスステージとしてあって、その点でほのかがめちゃくちゃ強いのでたとえ遠かろうともちょくちょく通うんですよ。
梅郷と南柏では圧倒的に南柏のほうが近いので、その圧倒的な地の利と5種類の岩盤浴ってところだけで十分そのほのかにも並ぶ素養はあっただけにね!非常にもったいなかった!
オープンしてからしばらくは相当混むでしょうから、ちょっと落ち着いたあたりにまた改めて行こうかなと思います。(またすぐ行きたい、とならなかったということでもある)
ただ、立地は非常にいいところを突いているし岩盤浴以外は外していないので、そこそこ賑わうんじゃないかと思ってます。
あとはその隣のお店(ケーズデンキかなんか?って小耳に挟んだ気がする)ができたりするといよいよプチ大山台の様相を呈してきてアクロスプラザ横の交差点が地獄めいてくるし、その先の名都借跨線橋は数年単位の改修工事してるらしいし、あの辺これまで以上に道路混むんだろうな、大変だ、という気持ちです。
次このシリーズ書くときはおおたかの森の竜泉寺の湯かな。
あそこも同時期開店って話だったのがなんか遅れてるようですが果たしていつになるのか。