流川運河のほとりに生えている木

「高尾奏音界隈のデイリースポーツこと弊ブログ」

\( 'ω')/ヘーイ 高尾奏音さんの情報・イベントレポに関しては日本一を自負するブログです。

のんのん村台湾遠征2019の思い出 その4

ここからは全くのんのん関係ない、本当にただの観光の思い出です。マジで。

 

(前回までの記事はこちら)

その1)(その2)(その3

 

 

 

お昼ごはんを食べて出発!

この日は、イベント→台北駅から電車に乗りかの有名な九份観光→のんのんがイベント前日に訪れたとツイートしていた夜市に訪問、という予定を企てていました。

 

一旦ホテルに戻って荷物を整理し、台北駅近くにある新光三越百貨店で昼食を摂ります。

そこで我々が選んだのは………なぜか「日式炸猪排 勝博殿」。日本で言う「とんかつさぼてん」でした。

www.saboten.com.tw

店の暖簾をくぐると、店員による「イラサイマセー」といういらっしゃいませじみた詠唱を受けます。

日本式の接客をしているようですがなんだかたどたどしかったのを覚えています。

 

海之鮮。

 

4人で伺ったところ、テーブルど真ん中に千切りキャベツが器で盛られて食べ放題でした。

 

至って真っ当なとんかつでした。

普通に日本と変わらない味だったので良かったです。

 

台北から九份の最寄り駅へ

腹ごしらえを済まして台北駅に向かうと、実家のような安心感を放つ光景が。

これが中心都市のターミナル駅に繰り広げられているので日本よりも文化的。

 

さて、台北駅から九份へ向かうには、台湾鉄道(以下、台鉄)に乗り最寄りの瑞芳(ルイファン)という駅に行く必要があります。

同じホームからいくつかの方面に、いくつかの区分の電車が出ているので間違えて乗ると大変なことになります。

あまり下調べをしていなかったせいで「自強号(字面からその時は『俺TUEEEEE号』と呼んでいた)」に乗ればいいというやんわりとした理解で乗り込み、危うく違う方面に行く寸前に途中下車して乗り換えました。

(一人だけだったら確実にそのまま詰んでいたので頼れる同行者がいることのありがたさをメタメタ感じた。その節はありがとうございました。)

(どんな間違いだったかというと、常磐線で例えると上野で乗って取手に行こうとしているのに成田線に乗ってしまい布佐・湖北・成田方面に逸れていきそうだったところを松戸~我孫子あたりで気づいて回避したような感じです。)

なんとか正しい方向の電車に乗り換えることができましたが、急行電車で指定席のため瑞芳まで連結部分に立ちっぱなしになりました。まあしゃあない。

 

そんなこんなで無事に瑞芳駅に着くと、同じ電車の結構な人数が降りていきました。

駅を出たところがバス・タクシーのロータリーになっており、九份にはそれらに乗って向かうことになります。

我々は貴族ぶってタクシーを拾いました。観光協定か何かがあるらしく、瑞芳駅から九份までは定額とのことでした。

タクシーでまっすぐ向かい、15~20分程度かかったでしょうか。

目的地が近づく頃、タクシーの運転手がA4の紙を持ち出して着いてからの道案内をしてくれたので頑張って暗記しました。

 

ところがその努力も虚しく、現地に着くと人は多いので実際には道案内を一生懸命覚えるまでもなく人の進んでいく方向についていけば大丈夫でした。

ちょっと登っていくと、展望デッキみたいなところがあったので記念撮影。

空&山&海。関東平野生まれ関東平野育ちには大変エキサイティングな光景。

 

\( 'ω')/ヘーイ

 

そこから先は、数多の観光案内に紹介されている通りの光景が広がっていました。

基本的には道なりに進みつつ上を目指していく。

 

山の上ということもあり天気が変わりやすく、途中でにわか雨がドッと降ってきたので雨宿りをしました。

基本的においしい。

 

おいしい

(台湾では「そこで使う?」というところでやたらとひらがなが使われており、おもしろ日本語ハンターとしては終始血が騒ぎっぱなしでした。)

 

Emotional.

 

日が暮れてきそうだったので、観光エリアの上端でしばし休憩がてら時間潰し。

にぎやかなエリアを抜けると、いきなり生活感溢れる区域になります。

千と千尋』ということで有名な九份ですが、「ここからの眺めはポニョみがある」と話しながら過ごしました。

 

 

日が落ちると、一気にそれらしいムードが漂います。

と同時に始まる下山ラッシュ。

やっぱりみんな考えることは同じか。

 

無二の雰囲気。

 

ここはほぼ麓。

ラティナちゃんなので、階段を降りてくる途中でっかい犬が寝っ転がっていたのを見て「いにゅ!」と言った。

 

事実上徹夜だった初日からのムーブで流石に疲労困憊だったため、帰りは台北市内ののんのんが訪れたよ位置訪れた夜市までタクシーでワープすることにしました。

あまり覚えてないですが、ガッツリ高速乗って40分前後も運んでもらったのに4人で割り勘したらだいたい日本円で1500~2000円程度で済んだと思います。

先程「常磐線で取手」という例えをしましたが、それこそ上野―取手間くらいには台北市内ー九份間の距離は離れているので十分リーズナブルと言えます。日本なら2倍は取られかねません。

先述の通り電車がややこしいというのもあるので疲れたらタクシーは大いにあり。

(今、九份からの帰りルートを調べてみたところ車で32kmとのこと。取手駅前―上野駅前が国道6号経由の下道で37kmなので、当たらずも遠からずか。ちなみに我孫子駅を起点にして上野駅前までがだいたい32km程度のよう。)

 

 

台北に戻り、松山駅前・饒河観光夜市へ

そんなわけでワープしてきた先は、台鉄でいうと台北駅の次の駅で、捷運「松山新店線」の終点でもある松山(ソンシャン、と読む)。

この松山駅からすぐそばにある「饒河観光夜市」こそが、前日にのんのんのツイッターに上がっていた夜市なのです。

 

…と、その前に長旅の疲れをタピオカで癒やすことに。

駅から夜市方面に向かい、突き当りを左に行けば夜市なんですが左に行かずに突き当たったところにあるのがこの「Tiger Suger」。

我々の台湾行きに前後して、日本にも進出したそうです。

前にラグビーW杯の日本vs南アフリカをオタクと連れ立って見ようとした日に新宿~歌舞伎町~新大久保界隈を放映している店探しでうろついたときに確か見かけた。

 

日本だと500円程度は取られますが、台湾では日本円で200円程度で済むので神。

虎。

 

このタピっているツイートをしたところ、今回のチケットを取ってくれた上に漫博現地でもいろいろお世話になった台湾のオタクがすぐ近くにいるということで駆けつけてきてくれました。

そのまま夜市のほうもアテンドしてもらう流れに。非常感謝、謝謝、好吃。

 

この入口を一度くぐると、ただでさえ暑い夏に人いきれに身を投じることになります。

いつもこんなに混雑しているのかと尋ねると、週末だから多いのだとのこと。平日夜に行けば多少は空いているかもしれません。

人混みが半端でないため、立ち止まってものを買おうとするのもなんだか億劫に感じて結局ほとんど夜市での買い物はしなかったです。雰囲気だけ楽しんだということで。

 

そんな中、台湾のオタクおすすめのかき氷を案内してもらいました。

いろいろな種類のかき氷の妖怪みたいなのがいる、というような世界観の店でした。

松山駅側から夜市に入り、右側レーンを進むと右手にあります。

ふわふわした口溶けでおいしかったです。

ただ、この目玉部分を口にしてみたところ結構固く、食べられるのか食べられないのかはわからなかったです。ひょっとしたらプラスチックだったかも。知らんけど。

 

帰りのタクシーで「饒河夜市に行ってほしい」と伝えたところ、運転手さんがGoogle翻訳を駆使してまで伝えてくれたおすすめの「胡椒餅」。

外はフランスパンみのある硬いパン生地で、中は文字通りスパイスの効いた豚まんの具にネギが混ざったようなあんこ。

名物として有名になるのが頷ける美味しさだったんですが、とにかく小籠包と同じで中から熱々の肉汁が溢れてくるので食べるのは大変でした。

 

そんなこんなで夜市も楽しんだところでこの日の盛りだくさんの行動は終了。

 

台湾飲み物シリーズ

国が変わればものも変わりますが、売っているお水が特徴的だったので何個か挙げていきます。

余談オブ余談。

饒河夜市からの帰り道に買った水、「水をもっと飲んでね」と書いてあったので「うん」と言った。

どうも「日本語が使われているとクールである」という文化があるらしく、そこかしこで日本語が用いられているのを目にしました。

あとはPanasonicの広告で「日本でナンバー1」みたいな事が書いてあったり、八百屋がわざわざJA長野のマスカットの広告の日本語のポスター貼ってたり。

好意を持たれて悪い気はしませんけど、なんだか何かに付けて日本日本と言いたがるなあと思いました。

 

寶礦力水得は命の水。

昔、韓国でのACLアウェイ戦の売店でポカリしか売っていなかったときに助けられて以来、国内はもちろんのこと海外に行ったときには全飲み物の中でも1番というくらい全幅の信頼を置いてます。

他の飲み物は変にローカライズされてたりするんだもん。その点ポカリは安心。

 

プロ野球チップスならぬプロ野球純水。

この選手は張泰山という選手らしい。(2012・2013打點王という記述から調べた)

ja.wikipedia.org

ACLプレーオフですら聞いたことないレベルでサッカーが盛んでない反面、野球はけっこう人気なようです。

(台湾の国内サッカーリーグ、無観客か…?という感じだったので泣いてしまった

https://www.youtube.com/watch?v=I83GX8pzu0A

 

3日目、ちょっと観光したらすぐ帰国

3日目は午後3時前発の飛行機で帰国するため、午前中少し台北市内を観光した後はもう空港へ移動するようなスケジュールでした。

朝市を散歩して、ホテルのある中山駅周辺をうろついたのみとなります。

 

大学の近くにあり、当時よく通ったラーメン屋が台北にあってテンションがめちゃくちゃ上がった。同行者が大学の1個上の先輩なので共通の話題ということもありなおさら二人でウオオオオオオオオとなった。ある意味ではこの旅いちばんのサプライズ。

残念ながら開店時間は昼だったので立ち寄れなかったのが心残り…

 

ベイちゃん、生きとったんかワレ!!!!!!!!!!!

 

日本統治時代の神社の鳥居が移設されていた、ホテル近くの公園。

70余年前、かつてここは日本だったのだという歴史を物語っている。

この公園で3日目にして「そういえばセミがミーンミンミンではなくジジジジジと鳴いている」というような話をした。

 

朝食は現地の飯屋にて。

日本語が通用しないので注文の難易度が高かった。

真夏の朝っぱらから食べる肉まん。

暑苦しいが、それはそれで現地の味。おいしかった。

 

帰りもLCCのタイガーエアなので、ターミナルから機体まではバス。

そのバスの中に面白い文字列があったのが現地最後の思い出。

  撃   破   装   置 

撃  破  點

非常時には撃破装置で撃破點を打撃しような。

 

 

そんなこんなで、楽しかった台湾2泊3日も終わり。

成田線経由で帰ってくる頃には、柏駅南口のレイくんの乗った時計は午後9時を指していましたとさ。

 

というわけで、もう7ヶ月も前になってしまった台湾遠征の思い出をようやく振り返り終わりました。

こうしてオタクをしていなければ台湾なんて行くこともなかっただろうなというのは紛れもない事実であり、本当にこうして台湾に連れて行ってくれてすごいぞのんのん、ありがとうのんのんというのが心からの気持ちです。

 

これまでも長野に豊橋大阪市内に京都に掛川にとあちこちに遠征に行きましたが、今後たまにでもまた遠征の機会があればきっとこの台湾のときのように全力で楽しむだろうなと思います。

そんなますますの活躍を期待してこのシリーズを終えたいと思います。